約 4,033,965 件
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/130.html
GUILTY GEAR(ギルティギア) キャラクター コメント アークシステムワークス制作の2D対戦格闘ゲームシリーズ。 キャラクター リザードン:ソルorせいソル りゅうのまい げんしのちから ブラストバーン ドラゴンクロー りゅうのいかり きりさく フレアドライブ オーバーヒート つるぎのまい メガトンキック ほのおのパンチ 竜舞ほしい+竜系の技が欲しい+炎だからリザードン。聖ソルもあんまり変わらないだろう。 ライボルトorサンダース:カイ 電気技 オーバーヒート さわぐ にらみつける かみつく かぎわける 軍の犬です。ストーキング仕様です。 レジスチル:ロボカイ じばく(大爆発不可) チャージビーム いばる ラスターカノン メタルクロー でんじほう やつあたり ねむる ねごと ものまね orジバコイル 電気技 きんぞくおん いやなおと ちょうおんぱ チャージビーム でんじほう いばる ラスターカノン ロックオン やつあたり ねむる ねごと ものまね あんまり似てないけど…仕方ない。 チャーレム:ジャム ビルドアップ(ヨガのポーズ) からげんき きあいだま エナジーボール みきり フェイント とびひざげり はっけい まんま orバシャーモ 赤いし ブレイズキック、きあいだめ、スカイアッパー、きあいだま、いばる ミミロップ♂:ブリジット メロメロ あまえる からげんき ダブルアタック なげつける まるくなる バトンタッチ 色は合ってないがキャラ的に…。 レジロック:ポチョ アームハンマー てっぺき じしん ほのおのパンチ カウンター すてみタックル ちきゅうなげ のろい ばかぢから orカイリキー あてみ投げ 地球投げ じごくぐるま じしん ばくれつパンチ クロスチョップ カウンター のろい こわいかお インファイト 色と大きさと防御や素早さ的にレジロック。ポチョは投げだろって人はカイリキー。 テッカニン:チップ かげぶんしん こうそくいどう きりさく メタルクロー だましうち つじぎり みがわり 能力値的に最も完璧に近いw ヌケニン:毅師匠(シショー) かげぶんしん こうそくいどう …など まんま文字通り。しかもゴーストだし。 バリヤード:ザッパ なりきり みがわり ちょうはつ ねごと フラフラダンス ゆびをふる じこあんじ サーナイト:S子(Sこ) まもる みちづれ おんねん さいみんじゅつ あくむ ふういん しんぴのまもり サイコキネシス やつあたり いちゃもん おにび orゲンガー:S子(Sこ) まもる みちづれ おんねん さいみんじゅつ あくむ うらみ のろい サイコキネシス やつあたり いちゃもん おにび 他ゴーストポケモンでも可 エレキブル:ラオウ 電気技 ギガインパクト かみなりパンチ きあいだま クロスチョップ ザッパは一般人だし…。 オオスバメ:暗慈 つばさでうつ つばめがえし そらをとぶ いばる ギガインパクト ゴッドバード(一撃必殺技) 技的はこいつだが、メガネ系を持たせよう プクリン:イノ うたう あまえる てんしのキッス ハイパーボイス ~ビンタ系(はたく) ゆうわく いばる ほろびのうた プレゼント うそなき だましうち ほしがる とっておき 技的にこいつ ザングース:ばいけん カウンター きりさく れんぞくぎり シザークロス にらみつける つるぎのまい ちょうはつ みきり まもる やつあたり しっぺがえし つばめがえし がんせきふうじ かえんほうしゃ メタルクロー メガトンキック こらえる orソーナンス カウンター ミラコ しんぴのまもり のみ 目の傷や性格的にザングース。技もなかなか…。ソーナンスはネタで カモネギ:ジョニー れんぞくぎり つばめがえし きりさく エアカッター つるぎのまい こうそくいどう つじぎり エアスラッシュ みねうち どろぼう ゆうわく メロメロ きりばらい でんこうせっか ながねぎ推奨。くろいめがねでネタに走ってもいい。種族値は気にしない。 アブソル:テスタ おいうち かまいたち ふいうち ちょうはつ どくどく サイコカッター みねうち あくのはどう シザークロス みがわり だましうち くろいまなざし うらみ わざわいポケモン。頭のやつがカマっぽい。 エビワラー:スレイヤー マッハパンチ ばくれつパンチ スカイアッパー フェイント バレットパンチ みきり メガトンパンチ インファイト こうそくいどう かげぶんしん ドレインパンチ いばる とびひざげり カウンター スレイヤーのはマッパハンチであってマッハパンチではないけど…。種族値は気にしない。 ゲンガー:エディ さいみんじゅつ のろい おどろかす みがわり あやしいひかり シャドーパンチ シャドークロー あくのはどう みちづれ あくむ よこどり 影だし。ギガスにザトーって名付けて俺はスロースターターっというネタもある。 サンダース:ミリア ミサイルばり こうそくいどう かげぶんしん おんがえし メロメロ でんこうせっか にどげり ひみつのちから orペルシアン きりさく ねこだまし だましうち ちょうはつ つじぎり おんがえし メロメロ いちゃもん ひみつのちから よこどり とんぼがえり うらみ おしおき 色と速さ的にはサンダースだけど…。ペルシアンの方がミリアっぽいし、まだ実用的。 トゲキッス(トゲチック):ディズィー しんぴのまもり めざめるパワー ひみつのちから (トライアタック) はかいこうせん ギガインパクト そらをとぶ まもる エアスラッシュ はどうだん ねがいごと とっておき れいとうビーム orチルタリス しんぴのまもり めざめるパワー ひみつのちから りゅうのまい ドラゴンクロー ギガインパクト はかいこうせん まもる りゅうのはどう そらをとぶ ドラゴンダイブ れいとうビーム 色的にはチルタリス。羽的にトゲ系。キャラ的にトライアタックはほしいけど…。 マリルリ(力持ち):メイ たたきつける ばかぢから ばくれつパンチ あまえる メガトンパンチキック きあいパンチ ギガインパクト アンコール みがわり ころがる すてみタックル みずのはどう からげんき なげつける メロメロ なみのり かいりき 能力や技はまさにメイ。色がなぁ…。あと、クチートも有りな気がする。 ↑色違いはオレンジですw orダダリン アンカーショット エナジーボールorシャドーボール ぶんまわす シャドーダイブ みがわり 錨使いといったらコイツ。 フーディン:ファウスト ゆびをふる(何が出るかな?) かなしばり(麻酔が足りないかな?) フラッシュ(顔フラッシュ!) テレポート(上から行きますよ) サイコカッター(メッタ斬り) じこあんじ(髭だろ?俺髭だろ?) なげつける(幸せをあなたに) シャドーボール トリック リサイクル トリックルーム はたきおとす ほのおのパンチ 髭だろ?俺髭だろ? ヤミラミ:ファウスト 髭じゃないのは残念だが、イロモノキャラとしてはこちらの方が合っているか。 ゆびをふる(何が出るかな?) フラッシュ、あやしいひかり(顔フラッシュ!) れんぞくぎり(メッタ斬り) じこあんじ(髭だろ?俺髭だろ?) なげつける(幸せをあなたに) どくづき(レレレの突き) かわらわり(オイッス!) わるだくみ(今回は準備万端!) ナイトヘッド、しねんのずつき(足払い) おだてる(グッドでナイスですね!) ネイティオ:ヴェノム テレポート ミラクルアイ おんがえし ひみつのちから あやしいひかり あやしいかぜ トリックルーム めざめるパワー だましうち メロメロ じこあんじ めいそう ねがいごと みらいよち 持ち物はフォーカスレンズで。何があやしいのか何が目覚めるのか何が秘密なのかはご想像にお任せ。 ロズレイドorルンパッパorガラガラ:アクセル パラセクト:アバ イメージだけ…。 ↑ジョニーはエルレイドじゃないか? あとサブが少し入ってるしホエルオーでやまださんとかドンカラスでサキュバスとかリングマでロジャーとか ↑↑ミストファイナー!ならば霧払いと居合い切りを是非。色的にオオスバメもいい。ツバメ一致燕穿牙(ツバメ返し) ↑×3ネイティオヴェノムにシャドーボール(ダークエンジェル)の搭載を。 ↑4マリルリの色違いなら黄系の色になるからいくらかメイっぽくなるが… アバパラセクトにきゅうけつ(結合or分離)を プクリン:ファニー どくどく(とばしますよ) すてみタックル(ささりますよ) ドレインパンチ(採血しますね) ねむる(ちょっと貧血気味なんです) 「ポケットモンスター (アニメ)」ではジョーイの手持ちから。技が再現するのは難点か エレキブル:シン キュウコン:イズナ ヨノワール:ヴァレンタイン ドンカラス:レイヴン アルセウス:ジャスティス ニダンギル:ラムレザル=ヴァレンタイン ジャイロボール(エクスプロード)、ラスターカノン(カシウス) かげうち(ダウロ) ニンフィア:エルフェルト でんこうせっか(ブライダルエクスプレス)、シャドーボール(ベリーパイン) メロメロ(マグナムウエディング) カエンジシ:レオ=ホワイトファング いばる、ハイパーボイス、ちょうはつ(イントロ、勝利ボイス) かみくだく(ヴィンタートデスヴェートラウム) キリキザン:ジャック・オー コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 メガフーディン:ジャッジメント しねんのずつき(アブソリュート・パニッシュ) シャドーボール(ルイナス・ペイン) ほのおのパンチ(サブバート・オラクル) リフレクター(ディティー・プロテクト) サイコカッター(ラスト・アポカリプス) -- (ユリス) 2016-07-02 19 05 18 草闇 ジャック・オー:パンプジン 技的にはビークイン? -- (名無しさん) 2016-07-02 06 22 49 草案 ウィンディ:レオパルドン メガトンパンチ(超ハイタッチ!) ヘドロこうげき(リバースリバー) ストーンエッジ(超お手) ソーラービーム(パーフェクトレインボウ) ソニックブーム(808) 犬型のポケモンと言えば。 -- (ユリス) 2014-12-27 11 19 00 ↓×2 どっちかって言うとムシャーナじゃない?夢だし -- (名無しさん) 2014-12-22 11 19 13 草案 クチート:ファニー アクアジェット とっしん ずつき メガトンキック みだれづき きゅうけつ ねむる とっておき 可愛い外見と落差のある所が似てる。 -- (ユリス) 2014-12-03 20 09 26 GGXrdの新キャラのベッドマンにカビゴンはどうでしょうか? 寝てるし。 -- (名無しさん) 2014-03-01 01 54 37 ダークライorゼクロム:ザトーONE かげぶんしん必須 ディアルガorムウマージ:イノ 前者は時間を自由に移動できるイメージから。後者は見た目重視。 ゆうわく(蠱惑的な言動)・いやなおと(エレキギター)必須。 -- (ユリス) 2012-06-20 19 42 11 ジャスティスはアルセウスどうでしょうか。技重視と映画繋がりだし。 -- (名無しさん) 2010-12-02 21 00 09 ジョニーはドンカラスでも…被っちゃうのか -- (名無しさん) 2010-07-20 21 28 58
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4790.html
前ページGUILTY GEAR XO ルイズはこの日を待ち望んでいた。 今日は二年生への進級の際に行われる、春の使い魔召喚の儀式を執り行う日である。 それによって召喚された使い魔の種類により、二年生達は今後のトリステイン魔法学院 で学ぶ各々の魔法の属性を固定し、属性に特化した専門課程へと進む事になっている。 今まで散々、ゼロのルイズという有り難くも何とも無い、否、むしろ自尊心を著しく傷付け てくれる二つ名を付けてくれた級友達が、全員でも及ばないような、宇宙の果ての何処か に居る、心より訴え求める、神聖で美しく、そして強力な使い魔を呼び出し、自分を馬鹿に してきた遍く全ての人々を見返してやる筈であった。 今日は記念すべき人生再出発の日。 今までの汚辱に塗れた日々は仮初に過ぎない。 強く美しい使い魔を召喚し、由緒正しく旧い家柄を誇る、かの名高き大貴族ヴァリエール家に 生まれ育った子女として、それに相応しい優秀なメイジである事を証明するのだ。 少女がその小さな胸にそう希望を抱いた矢先の出来事であった。 召喚魔法サモン・サーヴァントが失敗し、何時も通りの盛大な爆発が巻き起こったのは。 当然、周囲にいた生徒達は爆風に煽り飛ばされ、其処彼処からは聞き慣れた誹謗中傷、 冷やかしの声が上がった。 だが何時もの事だ、とそれらに慣れてしまったルイズは適当に聞き流していた。 ただ、今は、自分が召喚してしまった得体の知れない物体に視線が釘付けだった。 また失敗したとばかり思っていたのに、実は成功していた!――その事実に、一瞬我を 忘れて飛び上がる程に嬉しくなったが、召喚された得体の知れない物体が何であるかを 視認した瞬間、期待が萎んで代わりに絶望と驚愕が胸中を満たしていった。 爆風が晴れると、ルイズの足元には見知らぬ少女が気を失って倒れていた。 着ている 質素な衣服から推察するに平民――なのだろう。 少なくとも貴族ではなさそうだ。 年の頃はルイズと同年か、十代半ばから後半といったところだろう。 若干ながら、あど けない顔立ちは非常に整っているが何処となく儚げな印象を受けた。 しかし幼さの残る 面差しとは裏腹にその姿態は、女性の成熟度から言えば、未だ発展途上にある少女の ものとは言い難く、手足はすらりと長く伸び、しなやかな肢体を黒を基調とした丈が膝まで ある質素なワンピースに包んでおり、ゆったりとした衣服の上からでもツンと形良く上を向 いた胸の豊かな膨らみが見て取れた。 深みのある鮮やかな瑠璃色の髪はさらさらとして いて、扇状に広がったそれは春の陽光を受けて柔らかく輝き、まるで後光のように見える。 露出した首筋は肉付きが薄く、肌は肌理が細かく雪のように白い。 「こ、こんなのが…神聖で美しく、そして強力な………」 ルイズの鈴のように良く通る上品な声は微かに震え、くりっとした鳶色の瞳には涙が滲み、 可愛らしい顔は受け入れ難い現実に引き攣っていた。 この少女は、体型は兎も角容姿にはそれなりの自信があるルイズから見ても目を見張る 程の美貌を備えていた。 派手さはないが、高山にひっそりと咲く花のように慎ましやかで、 何処か侵し難い神聖な美しさがある。 しかし、彼女が求める美しさというのはこういったもの ではなく、もっと別のもの――幻獣の人ならざる獣ゆえに持つ美しさである。 やはり、というか、案の定またか。 ルイズを含め、ある程度の距離を置いて彼女を見守っていた教師と生徒達の誰もが、口には 出さないがそう思っていた。 何を如何こうして間違ったのかは定かではないが、ルイズは幻獣ではなく人間を召喚して しまった。 それも平民の少女をである。 流石にこの事態は、彼女自身を含めた誰もが予期して いなかったが、慌てる心を落ち着かせ、ルイズが口を開けたのはまさに奇跡だった。 「あんた誰?」 取り敢えず、ルイズは足元の少女に声を掛けた。 深層に沈んでいたディズィーの意識は、陽気に暖まった空気から香る土と草の優しい 匂い、春の柔らかな日差し、耳元でかさこそと音を立てる草の囀り――そして誰かの呼び 声によってゆっくりと覚醒した。 繊細な睫毛が震え、薄っすらと赤茶色の無垢な双眸が開かれていく――目を覚ますと、 何処までも広がる蒼穹を背景に、薄桃色の可愛らしい〝生き物〟が自分の顔を覗き込ん でいるのが視界に映った。 年の頃は十五、六歳ぐらいだろうか。少なくとも人間よりも成長の早い自分よりは年上と 見てまず間違いはないだろう。人間は成長速度が早く調整されているGEARと違ってこれ ぐらいの大きさにまでなるには十数年と少しの時間が掛かる筈だから。黒いマントの下には 白い長袖のブラウス、綺麗な折り目の入ったグレーのプリーツスカートといった出で立ちで、 肩に羽織った魔法使いのようなマントを除けば、年相応の女の子に見えなくもない。 白い肌に、陽光を受けて薄桃色に光るブロンドの髪、高貴な西洋人形のように美しく整った 顔立ちからは少女の生まれと育ちの良さがそこはかとなく察せられる。裕福な仏蘭西系の お嬢様といった形容が相応しいと思われた。 「…人間の…女の子?……」 ディズィーは、自分の顔を怪訝そうな表情で覗き込む人間の少女を、焦点の定まらない、 寝起きの瞳でぼんやりと暢気に眺めていた。が、意識が徐々に明瞭になってくるにつれて、 それが如何いった意味を示しているのかを思い出すと、驚愕に目を大きく見開いた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 人間の女の子がいる! それはディズィーにとっては到底信じられぬ事であった。聖戦時には、此処はGEARの 拠点の一つが存在し、人が何度も襲われた為に何時しか悪魔が棲んでいるという噂が広 まり、近隣の村人も気味悪がって誰一人近寄ろうとはしなかった――ただし、彼女の小さ な友達であるジョゼフィーヌを除いては。 だが、ジョゼフィーヌはもうディズィーの元から去ってしまった。人間が立ち寄らない静か 過ぎる森で、孤独と寂しさに日々堪えながら生きてきたディズィーにとっては、唯一無二の 掛け替えの無い友達だったが、ジョゼが去ってしまったのは生態兵器GEARとして生まれ ながらに備えた強大過ぎる力を制御しきれなかったからだ。嫌われて当然だった。自分が GEARである事を隠し、彼女が盲目であるのを良い事にその純真な心を騙し続けたばか りか、その生まれ育った村まで跡形も無く焼き払ってしまった。それはディズィーには如何 する事も出来ない不可抗力が招いた結果だったとはいえ、やはり許されるべき事ではない。 一体この少女は、何故、此処にいるのだろうか? まさか、自分の首に懸けられた500000ワールド$という高額な賞金を狙ってやって来た 賞金稼ぎなのだろうか。成程、確かにそう考えれば合点がいく。 わざわざこんな辺境に まで人間がやって来る理由は自分に懸けられた賞金が目当てとしか考えられないからだ。 しかし、現在の悪魔の棲む森はテスタメントによって守られている。如何見ても目の前の 少女がその彼を出し抜いて此処まで辿り着けるような人物とは思えない。それに懸賞金が 目当てなら、眠っている間に命を奪えば簡単に済む筈だ。 何故そうしなかったのか? 間違っても、わざわざ眠りこけているGEARを起こし、馬鹿正直に正々堂々と真正面から 戦いを仕掛ける為ではなかろう。魔法の理論化に伴い、その技術を応用して生み出された 生態兵器であるGEARのその戦闘能力及び生命力は並の人間を遥かに凌駕している。 そんな危険な存在を真っ向から相手にすれば無事で済む筈が無いのだから。 それに目の 前の少女が、GEARを相手に戦えるような人間には欠片も見えなかった。 起き抜けで、いきなり目の前に人間の少女が佇んでいたという事実に多少は戸惑ってし まったが、冷静に考えれば色々と不可解な点が多過ぎる。 それに、自分の顔を覗き込ん でいる少女は怪訝そうな表情こそすれ敵意は見当たらない。 ディズィーは少女の様子を 窺いながら、身体を起こしてその場に足を揃えて斜めにして座った。 そしてそこで漸く自身に起こった異変に気が付いた。 ディズィーは、木々が鬱蒼と生い茂った悪魔の森ではなく、何時の間にか自分が陽光の 下にあるだだっ広い草原にいるのに気が付いた。 そして目の前の人間の少女の他にも、 同じ格好をした少年少女が一定の距離を置いて自分に対して後期の眼差しを向けている。 何だか珍獣でも見るようなその視線にディズィーは居た堪れなくなった。 豊かな草原が 広がるその向こうには、幽玄な佇まいの石造りの巨大な古城さえ見える。 現在、自分が置かれている常軌を遥かに逸した状況を目の当たりにして、ディズィーは 困惑を通り越して異質な恐怖さえ感じていた。 一体全体自分の身に何が起こったという のか――急速に膨れ上がる不安で胸が押し潰されそうだった。 心細さに揺れる気持ちを抑えて、取り敢えず、目の前の桃色の髪の少女にこの不可解な 状況の答えを求めた方が無難だろうとディズィーは考え、問うた。 「此処は……何処? 貴女は?」 ディズィーの声音は弱々しく、心なしか震えていた。 地上最強のGEARである彼女が、 見る限り非力な人間の少女に怯える道理は少しも無いのだが、今は状況が状況である。 それにこれ程の大勢の人間を見られ、囲まれるのは苦手だった。生まれ育った村を追い 出された、あの忌まわしく恐ろしい夜を思い出すから。だが、周囲の反応から察するに、 未だ自分がGEARである事は悟られていないようだ。 容姿が一見すると普通の人間とは 区別が付かない完全な人型であった事と、少々大きめのゆったりとしたワンピースを身に 纏っている事が背中の翼と尻尾を誤魔化すのに役立ち、幸いしたのだろう。 自分が忌み 嫌われるGEARである事を知られたら、と考えるだけでとても怖くなった。 「ちょっとあんた、何様の心算よ。先ず私の質問に答えなさいよ」 ディズィーのおどおどした態度が気に入らなかったのか、目の前の少女は今にも噛み 付かんばかりに詰め寄った。 思わずその迫力にディズィーは圧倒されたじろいでしまう。 体躯は小さいが、まるで獅子のような少女だ。 「もう一度訊くわよ。あんたは誰なの?」 「あ、えっと・・・・・・あの、秘密です」 その言葉を言った直後、ディズィーは慌てて口を噤んだ。目の前の少女の怒りが頂点に 達するのが傍目にも分かった。尤も正直に、GEARです、と言える筈も無い。ディズィーと しては、なるべく自分がGEARである事を悟られまいと思って答えた心算なのだが、結果 としてそれが余計に少女の怒りを買う事になってしまった。 「くやしー! あんたまで私を馬鹿にするのね!? 私なんかには名前も教えないっていうのね!?」 「そんな…私はそういう心算で……」 病的なまでに激昂し、感情を統御出来ない少女の反応にディズィーは如何すれば良い のか分からなかった。 先程の自分の配慮が足りなかった発言は、多少なりとも彼女の 神経を逆撫でるようなものだったかもしれないが、何もそんなに怒る必要は無いのでは。 そう困り果てていると、意外な方向から助け舟が出された。 「おいおいルイズ、サモン・サーヴァントで呼び出した平民なんかに八つ当たりするなよ!」 「さっすがゼロのルイズ! 期待を裏切らないな!」 「平民にまで馬鹿にされるとは貴族としての威厳もゼロだな!」 直後、ルイズと呼ばれた目の前の少女以外の全員が大声で笑った。 「ちょ、ちょっと間違っただけよ!」 周囲から笑い者にされた目の前の少女が、怒りの矛先をディズィーから周囲の生徒達に 変え、鈴のように良く通る声で自棄っぱちに怒鳴った。 「間違いって、ルイズは何時もそうじゃん」 「流石はゼロのルイズだ!」 誰かがそうからかうと、人垣が再度どっと爆笑の渦に巻き込まれる。 今の一連の遣り 取りから、目の前の少女の名はルイズというらしい。 取り敢えず、少女の名前がルイズと分かっただけでも随分と進展したが、問題なのは この不可解な状況を誰かが説明してくれる事だ。 だが、当面の間はディズィーの疑問を 誰も解決してくれそうにない。 そう判断して諦め、彼女は大人しく状況の推移を静観する 事にした。それにまた余計な事を言ってルイズを怒らせる訳にもいかないだろう。 「ミスタ・コルベール!」 ルイズが怒鳴ると、生徒達の人垣が左右にさっと割れ、真っ黒なローブに身を包んだ 中年男性が現れた。手には大きな杖を携えている。 「何だね。ミス・ヴァリエール」 「あの、もう一回やらせて下さい! こんなのが私の使い魔だなんて納得できません!」 ルイズは必死になって抗議しているが、その願いはにべもなく一蹴された。 「それは出来ません」 「何故ですか!?」 「使い魔召喚の儀式はメイジとして一生を決める神聖なもの。 やり直すなどとは儀式そのものに 対する冒涜ですぞ。 好むと好まざるに関わらず、彼女は君の使い魔に決まったのです」 「でも、私、平民を使い魔にするなんて聞いた事がありません!」 「その少女はただの平民かもしれないが、君だけを例外として認めるわけにはいかない。 召喚されたからには契約を結んで貰わねばならない。 それが決まりなんだ」 「そんな……」 ルイズはまだ何か言いたげな様子だが、やがてがくりと肩を落とし、諦めた。 「さて、それでは儀式の続きを」 「……本当にこの娘(こ)と?」 「そうだ。春の使い魔召喚の儀式のルールはあらゆるルールに優先する。例え相手が 平民であろうと何であろうと――女の子であろと、だ。 それに君は召喚にどれだけ時間を 費やしたと思っているのかね? 何度も失敗してやっと呼び出せたんだ。 いいから早く契約したまえ」 何かを渋るルイズを、コルベールは有無を言わさぬ態度で促している。 それに続いて 周囲の生徒達からも「早くやれ」と野次が飛ぶ。 困り果てた顔で彼女は、未だに状況が よく飲み込めずに不安そうな顔をしているディズィーを見詰めた。 一体、何をされるのだろうか? 更に胸の不安が大きく膨らむ。 ルイズは、自分に対して危害を加える心算は無いのだ ろうが、間違いなくこれから何かをするようだ。 ディズィーは身体を緊張で硬く強張らせ、 万が一に備えて身構えた。 「ねえ」 ルイズは少し苛立たしげにディズィーに声を掛けた。 「はい」 「あんた、いい加減名前ぐらい教えなさいよ」 そう言えば未だ名乗ってもいなかったのをディズィーは思い出した。 「私はディズィー。 貴女は…ええと、ゼロのルイズさん?」 「……!ッ 卑しい平民風情が!………一体何処まで私を馬鹿にすれば気が済むの!? 私にはルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールという立派な名前があるの!! 今度その忌々しい二つ名で呼んだら怒るわよ!!!」 「ご、ごめんなさい…」 如何やらまた知らず知らずの内にルイズを怒らせてしまったようだ。一見すれば仔猫の ような可愛らしさとは裏腹に、凄まじい剣幕で食って掛かられ、ディズィーは傍から見ても 気の毒な程ぎゅっと身を竦ませて謝った。 「はぁはぁ…フン、まあいいわ。無知な平民の無礼な振る舞いぐらい許してあげる。 でなければ貴族は務まらないものね」 漸く落ち着きを取り戻し、ルイズは威儀を正してディズィーに向き直る。 手に持った小さな 杖を、ディズィーの目の前で軽やかに振った。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」 朗々と呪文を唱え上げ、杖の先端をディズィーの額に置いた。 そして地面に膝を着き、 彼女と目線を同じ高さに合わせ、すっと顔を近付ける。 「な、何をするんですか」 予想だにしなかったルイズの突然の行動にディズィーは驚きを隠せず、距離を取ろうと 反射的に尻で草を擦って後退る。 間近に迫ったルイズの真剣な面差しに、如何してかは 分からないが、どきりと胸が高鳴った。 「いいからじっとしていなさいよ」 少しだけ怒気を含んだ声でルイズが言う。離れた間を詰めようと、彼女の顔が再度近付く。 「えと、その、あ、あの、ルイズさん。な、何をしようというんですか」 ルイズの、少し湿り気を帯びた吐息を頬に感じた。 彼女がこれから何をしようとしている のか全く分からず、ディズィーの胸中は混乱と未知に対する恐怖が綯い交ぜになっていた。 訳も分からず、身体が小刻みに震えている。 「ああもう! じっとしてなさいって言ったじゃない!」 逃げようとするディズィーに痺れを切らしたルイズは、逃がすまいと咄嗟に伸ばした左手を 彼女の形の良い頤に添え、くいっと上を向かせた。 「あ」 ディズィーの口から小さい声が漏れる。 見上げた先にはルイズの顔があったが、その 表情は逆光でよく窺い知れない。 だが、ディズィーには、影に沈んだその鳶色の瞳が、 少しだけ悲しそうに見えた。 「……契約の方法が、誰がキスなんて決めたの?」 キスって何だろう? 初めて聞くその言葉に不思議そうな顔をしていると、ルイズの顔が急に下げられて、 ディズィーの唇に近付いた。 「ん……」 どちらのとも知れぬ声が漏れ出た。 柔らかく、湿った感触を不意に唇に感じた。 この世に生を受けてから三年というあまり にも短い月日の中で初めて経験する、全く未知の感覚に、傷つきやすく、脆く、感受性の 高い彼女の心は、戸惑い、悩み、狼狽し、赤茶色の無垢な瞳が驚きに見開かれる。 唇に、ルイズの唇が重ねられている。 この行為の意味は何だろう、とディズィーは考える。 そして心に生まれたこの不思議な感情は何だろう。 重ねられた柔らかく瑞々しい唇から 伝わる、人肌のなんとも言えない優しい穏やかな温もりが、まるで氷のように冷えたきった 心の奥底にある蟠りを、ゆっくりと溶かすかのようだ。 ルイズの桃色の髪から仄かに香る、 石鹸の良い匂いが鼻腔を擽り、肺を一杯に満たした。 解らない――だが、決して嫌な感覚ではない。 何とも言い表し難く、複雑で、けれども 優しい気持ちになれる、甘く神秘的な情動――驚きに開かれていたその瞳は徐々に蕩け るように潤み、やがては陶酔の境地にさえ至っていた。 一体、どれ程の間、そうして口付けを交わしていたのだろうか。 ほんの数秒の出来事に 過ぎなかったのかもしれないが、ディズィーにとっては常しえに思えた。 それ程までに この口付けというものは、彼女の幼い魂にとっては凄烈な衝撃を齎したのだ。 やがて、その刹那とも永劫とも思える甘美なひと時は、始まりと同様に唐突に終わりを告げる。 「終わりました」 いやに素っ気無くルイズの唇が離れた。 ディズィーは遠ざかる彼女の唇を、何処か 夢見心地な眼差しで見送る。 「今のは感覚は……なに?」 ディズィーは自分の唇に、名残惜しそうに指先をそっと這わす。まだ、あの魂を揺さぶる 感触が残っているかのように、触れた指先は熱い。 感触を確かめるかのように唇を舌で湿らした。 ふと、ルイズを見遣る。 何故か、彼女は顔を真っ赤にして俯いていた。 「如何かしたんですか?」 しかし顔を俯かせたままルイズは黙りこくっている。 またそれと気付かずに、自分は 何か彼女の気分を害する事でもしたのだろうか、とディズィーは急に不安になった。 「ふむ。 サモン・サーヴァントは何回も失敗したが、コントラクト・サーヴァントはきちんと出来たようだね」 コルベールは嬉しそうだが、彼とは対照的にルイズは暗く沈んでいた。 「ファーストキス、だったのに……私、女の子と…しちゃった………」 ぽつり、ぽつりと途切れがちにルイズはそう呟く。 「ミス・ヴァリエール。そう気に病む必要はありません。 昔から女の子同士のキスは数の内に入らないというそうですから」 そう言って傷心のルイズを慰めるが、如何やら彼の言葉は届いてなさそうだ。 「相手がただの平民だから契約できたんだよ!」 「そいつが高位の幻獣だったら、契約なんか出来っこないぜ!」 そこへ茶々を入れるように何人かの生徒がまたルイズを嘲ったので、悄然と顔を俯かせ ていた彼女は強い意思を再度瞳に宿し、睨みつけた。 「馬鹿にしないで! 私だってたまには成功するのよ!」 そしてそのままルイズは元の獅子のルイズに戻り、嘲り笑う生徒達と舌戦を繰り広げた。 一人取り残されたディズィーは暫し惚けた表情であの不思議な感覚の余韻に浸っていたが、 それも長くは続かなかった。 それは唐突に訪れた。 「きゃぁぁぁぁぁぁぁっ!」 まるで熔けた鉛を直接体内に流し込まれたかのように、身体が熱かった。 満ち足りた 気分から一転して、苦痛と恐怖がディズィーの心を締め付け、蹂躙する。 まさか、先程のあの行為が? 思い当たる節と言えばそれしかない。だが、何が起こっているのかは全く解らない。 ディズィーは自分の身体に起こった得体の知れない変化が齎す恐怖と、体内で地獄の 業火の如く燃え上がる苦痛に耐えようとし、華奢な腕に爪が深く食い込む程、強く自らの 身体を抱き締め、その場に蹲った。 「身体が……熱い…」 苦しそうにディズィーは呻くが、ルイズはそんな彼女の様子に苛立たしそうだ。 「大袈裟ね。使い魔のルーンが刻まれているだけよ。直ぐ終わるから待ってなさい」 ルイズにとっては如何でも良い他人事なのだろうが、当のディズィーにとっては大事だ。 そしてそれはディズィー本人だけの問題ではなく、彼女がその背に宿す二つの独立した 人格達にとっても看過できぬものであった。 「やめて…ネクロ…お願い…ウンディーネ……」 苦痛に耐えながら、ディズィーは必死になって顕現化しようとする二つの人格達を抑え 込もうとした。 彼女が原因不明の苦痛に苛まれているのを、彼らは外敵からの攻撃に よるものと判断したのだ。 ディズィーが生まれながらにしてその背に宿す、各々が独立 した人格を備える二体のGEARであるネクロとウンディーネは、宿主であるディズィーの 身に何かしらの危険が起これば、ディズィーの意思に関係なく顕現化して自動的に防衛 行動を実行する。 それは彼女が如何なる闘争を望まない時であってもだ。 彼らの行動 の絶対的な規範は全て宿主であるディズィーの生命を守護する事に直結しており、喩え その結果が如何なるもので、彼女の心を痛く悲しませるものであったとしても、それに対し 彼らには一切の思慮や躊躇いは無い。 蹲るディズィーの背中で、何かがむくりと蠢いたその直後だった。 「駄目! 言う事を聞いて! ネクロ! ウンディーネ! いい子だから! お願い!」 サモン・サーヴァントが成功したかと思ったら、召喚されたのは見るからに大人しそうな 平民の少女だった。 今まで何度も失敗して何も呼び出せなかったのだから、一応これは 成功なのだろう。 だが限りなくゼロに近い成功だ。 全くのゼロよりは幾分ましかもしれな いが、それでも理想が高かったルイズの期待にはそぐわない結果である。 とはいえ、満足のいく内容ではないのは認めるところだが、内心ではちょっと嬉しかった のもまた事実だ。 確かに、目の前の平民の少女と、召喚されるであろうと心に強く思い 描いていた美しく気高い幻獣とでは雲泥の差がある。 召喚された少女を一瞥して失望し、 これ呼ばわりし、契約を促す教師に反発し、些細な事で辛く当たったりもした。 だが、今 思えば何と度量が狭い振る舞いだったのだろうか。 相手は無力で、突然の召喚に動転し、 すっかり怯え切った平民の少女だというのに、貴族に対する口の聞き方さえ知らないのか と声を荒げて怒鳴り散らしてしまった。 これでは民の上に立ち教え導く貴族とは呼べない どころか、王家に誉れ高いヴァリエール家の子女としても失格だ。 弱者を虐めて、己の 矮小なる虚栄心を満たそうなどとは反吐が出る。 生来からの自己のかなり意地っ張りな 性格をルイズは深く恥じ入った。 もっと素直に生きられれば、この少女に対して気の毒な 事をせずに済んだかもしれないのに。 そうしてちっぽけな自分に嫌悪する事も無かった のではないだろうか――だが、少なくともこれで自分が魔法の才能が全くのゼロではない 事が万人に対して証明された。 この調子でいけば人並みに魔法を扱える日もそう遠くで はない事を祈りたい。 ところが、契約の口付けを交わしてからのルイズは、嘗てない程に酷く狼狽していた。 ルイズには幼き日に固く契りを交わし将来を共に誓い合った婚約者がいる。 彼は魔法の 才能が皆無に等しい自分には不釣り合いな程に有能で、飛び切りの美男子である。 だが、 初めてのキスの相手はこの平民の少女だった。 ルイズの数少ない自慢の一つである、 非常に魅力的な婚約者の彼ではない。 契約の儀式により仕方がないとはいえ、キスを した事について納得がいく訳ではないし、それに対する抵抗もあった。 ルイズにとっては 多少なりとも初めての口付けが同じ女の子という事が悲しかった。 確かに、ディズィーには、そこいらの貴族の娘には無い、白い蓮の花のように清らかな 美しさがある。 この学院に学籍を置く者として昨今の貴族の子息子女がどれ程に自己を 省みず自由奔放に生きているのかというのを、嫌というほど目の当たりにしていた。 成り 上がりが多いゲルマニアの女は兎に角として、トリステインの古き良き貞淑な乙女は希少か、 最早絶滅してしまっているのではないかとさえ思えてしまう。 しかし、ディズィーには、 トリステインの多くの乙女から失われて久しいものがあった。 更に、何処か浮世離れした神秘的な雰囲気が清廉な美しさをより一層引き立てている。 人の手が全く届かない、岩清水と澄んだ空気に満ちた巨木に苔むする森で、まるで厳かな 自然によって慈しみ育てられたかのような印象を受けた。 それは同性であるにも関わらず、魅了されてしまう程だった。 しかし、だからといって、 初めてのキスの相手が同じ女の子であるというのは、未だ初心で純真無垢な乙女である ルイズには少なからぬショックを齎した。 そう、それはショッキングな出来事で間違いない。 間違いない筈。 間違いない筈。 間違いない筈なのに、何故こうも胸の鼓動が激しいのだろうか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ もしかして私、女の子とキスをしてドキドキしてる? そんな馬鹿な、とルイズは心に芽生えたその感情を頭ごなしに否定した。 女の子同士で キスをして胸をときめかせるなんて間違っている。 始祖ブリミルだってこんな感情を御許し になる筈がない。 始祖ブリミルは、虚しい思いに耽る者を、恥ずべき情欲に任せ、自然の 関係を自然に悖るものに変えたとして御怒りになるだろう。 嗚呼、始祖ブリミルよ、卑しく哀れなる小娘に御慈悲を御与え下さい。 ルイズは胸中で 静かに十字を切り、跪き、懺悔し、この邪な想いを忘れ去ろうと努めた――だが、唇を離した 時に見せた、ディズィーのあの惚けた表情が脳裏にこびり付いて離れない。 白い頬を薄っすらと上気させ、無垢な輝きを秘めた瞳は涙に潤んでいた。 そして名残惜し そうに口付けていた唇を繊細な指先でなぞる仕草が、妙に心に訴えた。 あの涙に潤む瞳が 物欲しげな視線を投げかけていたような気もする。 いけないわ、こんな事、いけないのよ。 嗚呼、始祖ブリミルよ、御許し下さい! ルイズがそうやって心中で始祖ブリミルに対して厳粛な面持ちで祈りを捧げていたが、 それも間も無く級友達の野次に中断されてしまい、ルイズは有りっ丈の声量を搾り出して、 心の神殿に入り込んできた彼らと真っ向から立ち向かった。 そうやって言い争っている最中にそれは起こった。 唐突に響き渡る少女の悲痛な叫びが耳朶を打つ。 ルイズが何事かとその方へ視線を 転じれば、ディズィーが地面に蹲って苦悶の表情を浮かべて、何かに耐えていた。 多分、使い魔のルーンが刻まれているのだろう。 自らの身体を掻き抱くディズィーの 左手の甲にそれらしき文字が光り輝いていたから、そう見做して間違いない。 ルイズは苦しむディズィーを見て、大袈裟ね、と素っ気無く言ったが、内心ではほんの少し、 というよりもかなり動揺していた。 他の生徒とその使い魔の契約を見る限りでは、使い魔は ルーンが刻まれる痛みをむず痒そうにしていた。 人間ではない幻獣だからこそ、むずがる 程度で済んだのかもしれない。 もし、人間だったら、ルーンが刻まれる痛みは想像を絶する ものなのかもしれない。 何しろ前例が無いのだから、そう考えても不思議はない筈だ。 それにディズィーの痛がり方は尋常ではない。 放って置いたらこのまま死んでしまうの ではないかと思える程、その叫びは苦痛に満ちている。 聞いている此方の心まで痛くなる。 如何しよう、とルイズは狼狽した。 此処はこの場を監督する立場にあるコルベールに 助けを求めるべきだろうか。 平民とはいえ、このまま一人の少女を無為に死なせては、 それに対する謗りを免れられないだろう。 それに、平民を使い魔として召喚する事自体が 前代未聞の出来事だが、契約の儀式でそれを更に死なせてしまうとなったら、今度は自分に どんな二つ名を付けられるか分かったものではない。 意を決してルイズがコルベールに助けを求めようとしたその時だった。 ディズィーが一際大きな声で啼くと同時に、背が膨らみ、何かが勢い良く飛び出したのは。 ルイズを始め、コルベールや生徒達も呆気に取られて、少女の変貌に見入る。 それは一対の翼だった。 左翼はまるで天使のように一点の穢れも無い純白だが、それとは 対照的に右翼は悪魔のようにどす黒い。それらが目一杯まで広げられ、抜け落ちた何枚かの 羽根が宙をふわふわと軽やかに舞っていた。 ルイズは目の前に蹲る少女の突然の変化に言葉を失っていた。 人間だと思ったら、 なんと彼女には翼が生えていた。 少なくとも普通の人間の背中に翼は生えていない。 それは即ち翼人であるという証拠に他ならなかった。 翼人といえば恐れられている エルフと同様に先住魔法を使う。 そのような存在を自分は召喚してしまったのか。 「あれを見ろよ! 翼が生えてるぜ!」 「鳥か!?」 「違うぜ! あいつは翼人だ!」 翼人の少女を目の前にして生徒達がすわとばかりに色めき立つ。 殆どの生徒が亜人を その目で直に見るのが初めてだからだった。 人間と亜人の共同体はほぼ隔絶されている。 お互いに別の種族であると自覚しているからこそ、二つの種族はあまり交わろうとはしない。 それ故に未見の者が多いのは当然の帰結であった。 ルイズはすっかり動揺し、如何していいのか分からず、コルベールに助けを求めようとして 縋り付くような視線を向けたが、彼も困惑した表情を浮かべている。 取り敢えず、自分は平民ではなく、亜人の一種である翼人の少女を呼び出してしまった という事になる。 平民と違って先住魔法が使えるだろうから、自分の中で少女に対する 評価は先程よりもぐんと上がった。 ただ、主人は魔法が使えず、その使い魔だけが魔法を 使えるというのには何となく納得がいかない気もするが、まぁ、いいだろう。使い魔としての 価値が上がるという事は、それだけルイズの実力も比例するという事なのだから。 「あ、あんた、翼人だったのね!? 如何して初めに言わなかったのよ!」 ディズィーはまだ自らを抱き締める形で苦しそうに蹲っていた。 ルイズはそう声を掛け ながら、苦しんでいるのならば背中ぐらいは擦ってあげようかな、と思い、翼人の少女に 小走りで駆け寄る。 だがそこで、はた、とルイズの足が止まり、その場に根を生やしたかのように凍り付く。 彼女の視線は、蹲る少女のあるものに注がれていた。 確かに、背中に生えるそれぞれ羽の色が対照的な翼は目を引く程に珍しい。 珍しい。 珍しいが、翼ではなく、それは全く異質で、ルイズはいよいよ混乱した。 ルイズの視線が注がれるその先――蹲るディズィーの黒いワンピースの裾から、ずるり、 とはみ出ている、太くて黒くて長い物体。 それは紛れも無い尻尾だった。 表面が艶々と黒光りする皮膚に覆われており、尻尾の 先には彼女の瑠璃色の髪を二つに分けて留めている黄色いリボンと同じものが結び付けら れている。 それが似合っていなくて、滑稽というよりも不気味さを醸し出していた。 「ちょ、ちょ、ちょちょちょちょっと! これ! 何! 何なの! 本物なの!?」 ルイズは素っ頓狂な声を上げ、ワンピースの裾から盛大にはみ出している長くて太い、 爬虫類のような尻尾を指差す。 周囲の生徒達は、ルイズが何に驚いているのか初めは 分からなかったようだが、彼女が指差す先にあるものを見て、再度どよめきが広がった。 「尻尾だぞ! あの翼人、尻尾も生えてるぞ!」 「馬鹿いえよ! 翼人には尻尾なんか生えてないぜ!」 「じゃあ何だよ!?」 「化け物だ」 誰かが言ったその言葉によるものなのか、生徒達の騒めきがぴたりと止んだ。 化け物――耳に届いたその言葉が、鎖となってディズィーの心を強く締め付ける。 途端に、過去の忌まわしい情景の数々が断片的に脳裏に呼び起こされた。 GEARと 分かるや否や凶器を手に携え迫り来る村人たちの、燃え盛る劫火に照らし出されて浮か び上がった恐ろしい形相。 目は煌々と不気味に輝いている。 ディズィーの瞳には、彼ら 人間の方がGEARよりもおぞましい化け物として映っていた。 口々に浴びせ掛けられる 罵詈雑言が、本当にまだ幼いディズィーの無垢な心を容赦なく抉り取り、突き刺し、切り刻み、 粉々に打ち砕こうとする。お姉ちゃん、お姉ちゃんと慕ってくれた小さな友達に言われた、 悪魔という一言が真っ白なキャンバスのような魂を、悲しみで滅茶苦茶に塗りたくる。 私は化け物なんかじゃない! ディズィーは声ならぬ悲痛な叫びを上げる。 だが、その言葉は誰の耳にも、心にも、 決して届かない。 世界の全てが、何も知らない幼子の存在を許そうとはしなかったのだ。 そこでディズィーの意識は現実に引き戻された。 何時の間にか、体内で嵐のように荒れ 狂っていた痛みと熱さが嘘のように引いている。 それに伴い、背中に宿る二つの人格達も 各々の死神と女神という形態を形作る寸前で沈静化していた。 ディズィーの心に漸く平静が訪れた。 ほぅっと一息つき、恐る恐る顔を上げる。 見上げた視線のその先には、ルイズが自分を、何か得体の知れない恐ろしいものでも 見るような顔で佇んでいた。 それでディズィーは気付いた。 必死になって隠していた翼と 尻尾が露わとなり、人々の目に触れてしまった事を。 村を追われたあの夜の出来事が再び鮮烈に脳裏に蘇る。 周囲を怖々と見渡すと、目の 前のルイズと同様に、生徒達も薄気味悪いものでも見るかのような目で此方を見ていた。 何人かの生徒は杖をその手に握ってさえいる。 恐怖が漣のように押し寄せた。 「化け物だ」 再度、誰が言ったかは分からぬその言葉は、瞬く内に生徒達の間に波紋のように広がった。 「あんなの亜人ですらねえ」 「翼は兎も角、あの黒い尻尾を見てみろよ。気持ち悪い」 「ああ、グロテスクな造形だ。尻尾のリボンが悪趣味過ぎる」 「まるで悪魔そのものね」 口々に囁かれる言葉の一つ一つが、幼く無垢な心を無造作に踏み躙る。 「あ、ああ…」 ディズィーは胸が悲しみと恐怖で押し潰されそうだった。 私が一体、彼らに何をしたというのだろうか。 私はただ平穏に暮らしたいだけなのに、 如何して世界は私を傷つけようとするの?――息苦しいとディズィーは感じ、止まる事を 知らない言葉の暴力によってずきずきと痛む胸を両手で押さえながらその場で再び蹲り、 空気を求めて必死に喘いだ。 上手く呼吸が出来ない。 肺の中を暴れる二酸化炭素は 絶対零度の青白い炎に等しく、降り掛かる言葉は魂をその場に釘付ける。 ふと、誰かの足が俯いた視界にすっと入り込む。 顔だけ少し上げて見ると、ルイズが 直ぐ傍に佇んで自分を見下ろしていた。 その表情は影になっていてよく見えないが、 多分他の生徒達と同じに違いない。 気味の悪い化け物を見下す冷たい目だ。 ルイズが目の前で膝を折って屈み込んだ。 ディズィーはびくりと身を震わし、慌てて 視線を逸らした。 「あんた、一体何なの? まさかそんな格好してて、人間です、とは言わないわよね。 亜人…なの? でも翼と尻尾を生やした亜人なんて聞いた事ないわ。 それとも新種?」 心の中を探るような、値踏みするような、そんな訝しんだ声音でルイズが問い掛ける。 「……私は、人間ではありません」 蹲ったまま、ディズィーは素直に白状する。 旧技術(ブラックテック)と魔法理論によって作り出された生態兵器――そう、自分は、 世界を百年の長きに渡る凄惨な戦い巻き込んだGEARだ。 運用時に於ける兵站を全く 必要とせず、自ら数を増やし、機械化歩兵部隊並みの機動力と圧倒的な戦闘力を持つ、 生ける兵器。 ギガデス級ともなれば、たったの一時間で百万都市を灰燼に帰せる程だ。 GEARとは、人類にとっては悪魔の別称でもある――いや、人類にとってはそれ以上に 邪悪な存在なのかもしれない。 GEARとは、悪魔よりも狡猾で、死よりも無慈悲であり、 そして何よりも存在そのものが決して許されざる原罪なのだから。 「ふーん…やっぱそうよね、うん。 流石に翼と尻尾を生やした人間がいる訳ないもんね」 嘆息と共に、納得した、と言わんばかりにルイズがそう漏らす。 「ルイズ! そんな化け物と喋ってると、呪われるぞ!」 「待てよ! ゼロのルイズには化け物が案外お似合いだぜ!」 「そいつは違いない!」 すると、今度はディズィーばかりか、ルイズにも心ない言葉が容赦なく投げ付けられ、 生徒達は二人を寄って集って嘲った。 ディズィーは何だかルイズに対して、済まない という気持ちになった。自分の所為で、彼女まで自分と同じに見られたらと思うと心が痛んだ。 そっと顔を上げてルイズの横顔を盗み見ようとする。それと同時に彼女は弾かれるように 立ち上がってしまったので、結局その表情は窺い知れなかった。 「あんた達! さっきから喧しいのよ!」 今まで以上に迫力のある声でルイズは言い、世界の全てを敵に回すのも辞さないという決意を 漲らせた瞳で、周囲を力いっぱい睨み付ける。 「人の使い魔を散々化け物呼ばわりして! 本当に失礼しちゃうわ!」 そしてその次にルイズの口から出た言葉に、ディズィーは息をするのさえ忘れた。 「この娘の何処が化け物なのよ!」 前ページGUILTY GEAR XO
https://w.atwiki.jp/vocaloidenglishlyric/pages/237.html
【Tags G Peperon-P tG Kiyoteru】 Original Music Title Guilty Verse English music title Guilty Verse Romaji music title Guilty Verse Music Lyrics written, Voice edited by ぺぺろんP (Peperon-P) Music arranged by ぺぺろんP (Peperon-P) Singer 氷山キヨテル (Hiyama Kiyoteru) Click here for the original Japanese Lyrics English Lyrics (translated by animeyay): Once you fix your gaze, the time has frozen. When I call to you, you smile back at me. Burdened with retribution and resolution, now sing the verse of the final moments. To your rapidly scattering heart, I shall give pardon. If your fate should be sullied with grief and sorrow, then just like this... Be enveloped in this sad melody, and please sleep now. Scorch the tragedy that s about to begin onto your eyes. There s nothing to fear once you have cast away everything. The things piled up inside you will eventually become your past. Be enveloped in this sad melody, and please sleep now. You look quite foolish reaching out your hand to seek life. Once I instill this night with loveless deception, your awakened pupils will be stained red. Be enveloped in this sad melody, and please sleep now. Scorch the tragedy that s about to begin onto your eyes. While singing the verse of joy, please quietly open your eyes. Now kneel down, and call my name. Romaji lyrics (transliterated by Rachael): mitsumere ba toki ga tomaru izanae ba anata ga hohoemu mukui to kakugo o seoi saigo no uta o utai nasai chiriisogu kokoro ni yurushi o ataeyou nageki mo awaremi mo kegarete yuku sadame nara ba kono mama... kanashiki shirabe ni tsutsumarete anata, saa o nemuri yo korekara hajimaru sangeki o hitomi ni yakitsuke nasai osoreru koto wa nani mo nai sa subete o sutete shimae ba tsumiageta mono ga itsuka kako ni kawaru kanashiki shirabe ni tsutsumarete anata, saa o nemuri yo inochi o motomete te o nobasu orokana sono sugata sae aishi tsukushita itsuwari de kono yoru o mitashite yuke ba mezameta hitomi ga itsuka aka ni somaru kanashiki shirabe ni tsutsumarete anata, saa o nemuri yo korekara hajimaru sangeki o hitomi ni yakitsuke nasai kanki no uta o utai nagara shizuka ni hitomi o akeyo hizamazuite watashi o yobi nasai [Peperon-P, PeperonP]
https://w.atwiki.jp/dmt2_jp/pages/118.html
Music Artist BPM LP NM HD MX Comment The Guilty P sycho-Remi 155 3 5 6 7 参考動画 攻略・コメント HDの動画が無音だったのでリンク差し替えました -- 名無しさん (2012-10-26 21 40 50) HD 4連チェインがよく出てくる。Setの場合最後は回復なのできっちり繋ぎたい -- 名無しさん (2012-10-26 21 43 07) 名前 コメント ※攻略・コメントを書く際は、文頭に[Star] [NM] [HD] [MX] のいずれかを置くと、どの譜面に関する情報かが分かりやすいです。 また、攻略・コメントと関係ない投稿・重複した内容は削除の対象になります 改行が出来ないので、Enterを押すと投稿してしまいます。
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/364.html
GUILTY GEAR 2 -OVERTURE- part50-40~46,52~56,82~86 40 :ゲーム好き名無しさん:2010/02/26(金) 00 21 12 ID R/2MGhnY0 ではできたてホヤホヤの奴を投下してみます まずは予備知識の紹介から ・公式プロローグ 時を遥か先におく世界。 人類は無限のエネルギーを創出する『法力』の理論化に成功した。 しかし、人類は叡智を得ても愚かさは捨てられなかった。 大国間の緊張はついに、命を持った禁断の生態兵器『GEAR』を生み出してしまった。 破壊神『ジャスティス』。 意志を持たぬ生態兵器の中に唯一、強力な戦闘能力と指揮能力を持ったその『GEAR』は、 全世界の『GEAR』を従えて人類に宣戦布告した。 対して人類は急遽団結、対GEAR組織『聖騎士団』を結成。 ここに人類対『GEAR』の戦い『聖戦』が勃発。全面戦争になった。 …『聖戦』は、百年の永きにわたった。 幾多の壮絶な戦いの末、『ジャスティス』は『次元牢』深くへと封印された。 そして司令塔を失った『GEAR』たち、はなす術もなく休眠状態に入った。 こうして人類は勝利を収め、再び平穏な日々を取り戻したかに思えた。 『聖戦』の終結から数年後…。 休眠状態であったはずの『GEAR』が相次いで消失、また各地で謎の襲撃が発生した。 真の歴史は、今まさにその脈動を響かせ始めた…。 41 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 00 23 21 ID R/2MGhnY0 コテつけるの忘れました。 40も一緒にまとめてください。 ここからは筆者が世界観について軽く補足 ・時代背景 ギルティギアの世界は22世紀。つまり近未来。 PS版の初代ギルティギアの物語からおよそ5年後である。 ・法力 いわゆる魔法。元々は「火」「雷」「水」「風」「気」の5系統だったが、 現在ではそれらを組み合わせることで660種類(禁呪を含めれば666種類)ものバリエーションが開発されている。 ・ギア ベースとなる人間などに、法力を応用して作られた「GEAR細胞」を植え付けることで誕生する生物兵器。 通常では改造された時点で人格を失ってしまうが、一部例外も存在する。 ・バックヤード この世界の原理を定義付ける世界。簡単に言えば裏世界。 本作中で謎がある程度明らかになる。 ・キューブ バックヤード深部に存在する、「人工的な」隔離空間。 バックヤード内でも現世を構成する領域を、まるで隔離するように作られている。 ・「鍵」 キューブを消去するもの。GEAR細胞から採取可能。 42 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 00 25 15 ID R/2MGhnY0 主な登場人物 ・ソル=バッドガイ 本作の主人公。炎と大剣を操る。実年齢は150越え。 かつてはギアの開発に携わる人間の研究員であったが、ギアのプロトタイプに改造される。 それ以来賞金稼ぎとして生計を立てつつ、復讐の為に「あの男」を追っている。 無骨な性格で他人を遠ざける節がある。だが意外にも面倒見は良く、根は悪人ではない。 ・シン 本作での副主人公的な立ち位置。ソルに付き従う青年。旗のような棍を武器に扱う。 幼い頃からソル一人によって育てられたらしく、彼を「オヤジ」と呼び慕う。 人付き合いや礼節を弁えた行動が苦手で、良くも悪くも真っ直ぐで純粋な性格。 ・カイ=キスク 本作中、唯一ソル以外で前作より登場した人物。雷剣士。 現在はイリュリア連王国の王の地位を手にしている。 性格は真面目で礼儀正しく、天才的な剣術の腕前を持ち、更には人望も厚くて顔立ちも美形と、まさに「完璧超人」。 ・木陰の君 カイの側室。要するに奥さん。GEARの血を引いているらしい。 「GGX」に登場したディズィーと設定が酷似しているが、詳細は今のところ不明。 ・イズナ 狐っぽい耳を持った人外。様々な方言が混じった独特な言い回しが特徴的。 飄々としていて掴みどころがない性格だが、鋭い観察力と高い戦闘能力を備えた実力者。 ソルには「人外」と呼ばれている。 ・Dr.パラダイム 自立型ギアの住む集落で過ごす研究者。自分自身もギアであり、人間に対してあまりいい印象を持っていない。 本人曰く「ドラゴン」らしいが、ソルにはいつも「トリ」と呼ばれ、 挙句の果てには開発スタッフにまで「インコ」と呼ばれていた。 ・ヴァレンタイン 「鍵」を捜し求め、ソルやシンの前に幾度となく立ちはだかる謎の少女。 ソルのかつての恋人、「アリア」と容姿が瓜二つ。 ・レイブン 「あの男」の部下。沈着冷静で一見穏やかな性格。 しかしその本性は極度のマゾヒストで、時折変態的な嗜好を垣間見せる。 ・「あの男」 通称GEARMAKER。 ギア開発の中心にいた人物であり、ジャスティスの素体を生み出しソルをギアに改造した張本人。 贖罪を促すような思わせぶりな口調が特徴的。真の狙いは今のところ不明確なままである。 43 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 00 32 19 ID R/2MGhnY0 ストーリー Mission 0(プロローグ) 満月の映える夜中、遺跡のような年輪を感じる建築物の中に男はいた。 ソル=バッドガイ、その人である。 バサバサとしたヘアースタイルと額に付けたヘッドギアが印象的なその男の振る大剣が空を切り、 大きな風切り音を奏で続けている。 シン「オヤジ、いつまで続けてんだよ。」 ソル「ああ。」 シン「何だよその気のない返事は!明日は場所を変えようぜ。こんなとこで野ウサギばっか相手にしてるのも賞金稼ぎの名折れだろ?」 ソル「…寝るか、黙るか、どっちか選べ。」 シン「その音がうるさくて眠れねえんだよ!俺がノルマ与えるからそれやったら終わってくれ」 ※ここで、寝不足で死にそうだと駄々をこねるシンがソルにノルマを与えるという形でプレイヤーにこのゲームの基本的な操作をレクチャーします。 ソル「…テメエ何様だ」 シン「お弟子様だよ。普段は散々な扱いされてる俺の気持ちにもなってみやがれ。よーし、次は…」 ソル「もういい。寝不足で死ね。いや、むしろ俺がテメエを安眠させてやる」 ボカッ シン「痛ってぇ!やりやがったな!」 ~~~ シン「き、今日は大人しく眠ってやるぜ…」バタッ ソル「余計な汗かかせやがって…やれやれだぜ」 その場に倒れたシンを無視し、再び特訓にとりかかるソル。 だが、そのとき、突如自分自身の身に異変が起こっていることに気付いたのだった。 ソル「なんだ…?頭が、ざらつく…」 ―イリュリア連王国 封印区― 「GEARの封印は?」 「問題ありません。…!?」 「なんだこれは!」 ギアと思われる物体から、まるで蛍の群れのように不思議な光が現れている。 「まさか、休眠中のGEARが暴走を!?」 「違う!GEARが消滅している!これは一体…!」 「とにかく、連王様に報告だ!」 44 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 00 46 00 ID R/2MGhnY0 続き 兵士「国連元老院の要求は以上です」 兵士「事実上、国王の統制権の剥奪ですな…いかがいたしましょう?」 連王「私が操り人形となるか、内乱で世界を滅ぼすか、そういう選択を迫ろうというわけですか…」 連王「それはそうと、ギア消失については?」 兵士「GEARの消失が40件を突破しました」 連王「加速度的だな…」 兵士「確かに気持ちの良いことではございません。しかし、今は恐れながら内政に専念したほうが…」 GEAR消失事件と反発者に対する内政、二つの問題に頭を悩ませる連王国の王がそこにいた。 カイ=キスク、その人である。 カイ「あなたたちの言うことはわかりますが、原因がはっきりしない以上簡単に取りやめるわけには行きません。引き続き捜査を頼みます。」 兵士「カイ様。貴方はまるで急いているようにお見受けしますが…何か気がかりが?」 カイ「…」 ドゴゴゴゴ! 突如、地に慟哭走る! 明らかに事故ではない、何者かが意図的に放ったもの。 それは、この地が戦場と化すことを意味していた。 兵士「報告します!目的・正体、共に不明の謎の集団から襲撃を受けています!」 兵士「衛兵が応戦していますが、味方の法力が通じません!」 カイ「すぐに向かいます。それから…貴方はアレを呼んでください。」 兵士「アレ…?あの者を、ですか!?何故…」 カイ「主君は常に最悪の事態に備えるものです」 連王は薄々感づいていた。これが、世界の命運を揺るがす事件の始まりだということを。 カイ「嫌な予感が…この一件、我が国だけの問題で済むとは思えません…」 45 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 00 49 45 ID R/2MGhnY0 とりあえずプロローグだけ。 ゲーム中、大幅に補足しなきゃ筋が読めないような凝った設定から ただのゲームプレイの解説まで絡んでいてまとめるのが難しい… 変なこと書いてあったら指摘してください。 52 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 21 15 55 ID R/2MGhnY0 Mission1 シン「オヤジ、これオヤジの似顔絵じゃないか?」 ソル「字は教えたろ。読んでみろ」 シン「うぉんてっど…あらいぶ…だってさ」 そこに貼られた紙には、連王国が指名手配したソルの姿があった。 ソル「カイの野郎…性質のわりぃ呼び出し方しやがって」 シン「…冗談じゃねえ。連王なんてごめんだぜ」 連王のあまりに理不尽な収集の掛け方に不快感を覚えるソル達であった。 その時、何者かが転移してソル達の前に立ちふさがった。 「あれあれ、ここどこだろう」 「みんなとはぐれた。はんのうあるけど」 顔全体を覆うマスクに黒尽くめの衣装で統率された、見るからに異質な集団――。 シン「なんだが知らねえが、ちゃちゃっと片付けてやるぜ!」 シンの掌から光がほとばしり、集団のうちの一体に向けて収束していく! バシュン! シン「な!?こいつら、法力がきかねえ!」 ソル「!…まただ…頭がざらつく…!」 「くらえ」 シンは相手側の法力、それも解除不可能な特殊なものであっさりと拘束されてしまう。 ソル「馬鹿な!こんな術があったのか!?」 ???「このまま相手しててもあいつらには勝てないだに」 頭の中で声が響いた。 ソル「誰だ!!」 ???「そんな怖い声だすながよ。味方だに。」 ???「それに話は後、今は“ゴースト”を叩くのが先決だ」 ※ここで、ソル達は謎の声の主から、「ゴースト」「キャプチャー」「サーヴァント」「マスターゴースト」の仕組みについて解説してもらいます。 ※簡単に言えば、サーヴァントを生み出すのがマスターゴースト、兵士がサーヴァント、サーヴァントの操れる物体がゴースト、ゴーストを生み出す物体がキャプチャー、そういったもの達を支配するのがマスターです。 ここにて、ソルが自分のマスターゴーストやサーヴァントを召喚する能力を身につけながら集団との戦闘をこなし、 その後封印から開放されたシンが残党兵を追跡して潰すことで戦闘は終了します。 シン「ざまあ!観念しやがれ!」 「おわった。わたしたちはもういみがない」 ズドーン!ズドーン!ズドーン! シン「自爆しやがった!?なんだよこいつら…」 53 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 21 20 09 ID R/2MGhnY0 続き ソル「いい加減出てきやがれ。テメエはどこの人外だ?」 ???「もうオイが見えるだか?さすがだっちゃ」 何もないはずの空間から滲み出るように男が現れた。 白髪にやや和風な独特の衣装、手に持った日本刀、何より目に付くのは頭についた狐を思わせる耳…。 どう見てもただの人間ではないことは明らかだった。 何故、この男がこの世界に存在しないはずの術をソルに指南できたのか? ソルは、彼が「バックヤード」の住人であることを推測する。 シン「バックヤードってなんだ?」 ソル「話すと長い」 シン「そこを短く!」 ソル「仮想空間だ」 シン「短すぎだろ!」 師弟で寸劇をしながら、ソルは語りだす。 100年も前からその存在は理論的に推定されていた特定言語。 この世界の原理という原理を定義付けている情報が内包された「何か」。 法力を扱う際に、一時的にアクセスしなければならない不明瞭な空間。 それがバックヤードなのだと。 シン「わりぃもうちょっとわかりやすく」 ???「要するにこの世の理屈を置いてある本、いや図書館みたいなもんだべさ。」 シン「うん、さっぱりだ」 男はイズナと名乗り、バックヤードゆかりのものであることを自白する。 イズナ「んで、さっきの襲ってきた連中は“ウィズエル”。目的はわかんねが、手当たり次第にGEARを潰してまわっちょるんよ」 ソル「俺を狙ってきたわけか?」 イズナ「多分な。でもそげな話は後、本題はここからだっちゃ。」 イズナ「そのウィズエルがイリュリア連王国を襲撃したっちゃ。」 どうやらソル達に襲い掛かってきた軍勢よりも遥かに大群らしい。 ソル「それがカイが俺を呼ぶ理由かよ。」 ソル「“木陰の君”に何かあったのかもな…シン行くぞ」 シン「え!?なんで連王なんかに逢いに行かなきゃならねえんだよ!」 ソル「がたがた抜かすな」 半ば強引にシンを連れ、イズナも加えてイリュリア連王国にソルは向かうのだった。 54 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 21 22 41 ID R/2MGhnY0 Mission2 空間が歪み、光を放ち、そこから人が3人現れた。-ソル達だ。 イズナ「なんたらワープとかなんとか…まあ要するに近道だべさ」 ソル「これほどの転移…法力学が根底から崩れ去るな」 転移した先には、見るからに異形な姿の生物たちがいた。 ソル「まるで人外の巣窟だな。あいつらもテメエの仲間か」 イズナ「そっ。まあ仲良くして…」 ブンッ シン「うわっ!?」 突如、人外のうちの一匹がシンに襲い掛かった。 イズナ「おいおい、客人になにするばってん!?」 ソル「…洗脳か!?」 イズナ「そんな!ジャスティスでもなし、オイたちを支配なんて…」 シン「ジャスティスって…あの破壊神かよ!?壊されたんだろ!?」 イズナ「とにかく向こうまで逃げるっちゃ!」 イズナが示した先は、異形の群れの奥の奥―バリアまで張られた門の先だった。 イズナ「この数相手ではサーヴァントをいくら召喚しても勝ち目はないけん、“回収”と“再召喚”を駆使して向こうの門まで運ぶっちゃ!」 シン「マジかよ!」 イズナ「あのバリアはサーヴァントの手を借りなきゃ荷が重いっちゃ!」 シン「無理ねえか!?」 ソル「面倒だがやるしかねえ!」 ソルの活躍により、なんとか道が開けた。 イズナ「よし、全速力で向こうまで走るっちゃ!」 55 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 21 33 28 ID R/2MGhnY0 Mission3 ???「頭がざらつくよ」 イリュリア連王国のとある建物の頂で誰かが呟いている。 ピエロのような帽子と黒衣装。紐の付いた風船のような武器。 不思議な雰囲気をかもし出す少女だった。 ???「何故彼は“バックヤード”の力が使えるの?…ソル…記憶」 「ヴァレンタインさまにほうこく」 「あいつらつよすぎ。にんげんいがい」 ソル達を襲ったウィズエルが少女に話しかけている。 ???「そうだね。すこしへんだね。ソルとシン」 そう言い残すと、歪んだ空間が少女の前に現れ、そのまま少女の姿は消えてしまった。 シン「うへえ。災難だったな」 イズナ「普段はあんなことするやつらじゃないっちゃよ?」 何とか異形の集団の手から逃れ、転移でイリュリアまで飛んできたソル達の姿があった。 シン「どうした?オヤジ」 ソル「…チッ。街に人の気配がねえ。まさか既に……!?」 ソル「グッ!!」 足元がぐらつき、その場で倒れそうになったが何とか立て直すソル。 シン「オヤジ!?」 ソル「(まただ…頭が…“ざらつく”…!!)」 二度あることは三度ある、という言葉があるように、 またしてもソルは突発的かつ原因不明の不快感に悩まされていた。 56 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 21 36 07 ID R/2MGhnY0 続き その時だった。 ???「こんにちは」 ソル「!!」 突如、あの不思議な少女が目の前に現れた。 まるで、ソルの身体の異変が合図だったかのように。 イズナ「あんにゃろは…“マスター”?」 ソル「オマエは!!…いや、そんなはずは…」 いつもぶっきらぼうで感情を露にしないこの男が、珍しく明らかに動揺している。 シン「オヤジ、どうしたんだ!」 ソル「なんでもねえ。目の前の敵に集中しろ!」 ???「逃げない。“確率の低い方”の人たちだ。」 イズナ「おめか!オイの仲間を洗脳したのは!」 ヴァレンタイン(以下、ヴァレ)「わたし?わたしはヴァレンタイン」 シン「オヤジ…コイツの法力、並じゃないぜ!」 イズナ「きっと、今まで戦ってきたウィズエルの“マスター”だっちゃ!」 ヴァレ「あなたたちはヴァレンタインの邪魔をしているの。障害の存在は認めないよ」 ―ヴァレンタイン戦― ヴァレ「貴方たちは実力が低い。今は“鍵”が優先かな。放置」 ヴァレ「(でもあの人たちが来てから“鍵”の反応が強くなった…それはわからない)」 ヴァレが転移で撤退。 ソル「待て!」 イズナ「補足探知も失敗だっちゃ…」 シン「あいつら、まるで本気じゃないみたいだった」 ソル「…そうか」 シン「…どうしたオヤジ?顔色悪いぜ?」 ソル「なんでもねえ。城に急ぐぞ」 ソル達は怯むことなく、連王のいる居城へと歩を進めた。 82 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/03/03(水) 23 49 59 ID nIK3lW+I0 Mission4 イリュリア連王国城内。 その内部は、凄惨を極めていた。 イズナ「これは酷かっちゃね。衛兵もほとんどやられちょる」 更に歩を進めるソル一行。 イズナ「あそこにいるのは…連王っちゃ?」 シン「!」 シンが全速でカイに駆け寄った。 カイは奇妙な青い光に包まれており、剣を地に突き立てたまま身動き一つしない。 ソル「落ち着け。死んじゃいねえ…ん?」 カイの背後に、人の気配。 ???「ようやく到着か。遅かったな」 棘々とした鉄仮面を顔につけ、全身に緑のマントを纏う男―――。 ソル「貴様は!」 既に面識がある様子だった。 ???「我が主に伝えることはあるか?」 ソル「送り届けるものならある」 ソル「微塵に刻んだテメエの死体だッ!」 ―レイブン戦― ???「なるほど、“バックヤード”の力を身につけたか。ここで殺しておきたいが…そうもいかないようだ」 ???「残念だ、“背徳の炎”よ。残念だ」 鉄仮面は、漆黒の翼を撒き散らしながら姿を消した。 ソル「待ちやがれッ!……畜生!」 シン「オヤジ、今のは誰だ!?」 ソル「ヤツの腰巾着だ」 シン「“ヤツ”?」 鉄仮面の男は、“不死の病”の異名を持つレイヴンという男だと言う。 そして、そのレイヴンが忠義を尽くす相手こそが、通称「GEAR MAKER」。 かの破壊神ジャスティスを開発し、“聖戦”が起きるきっかけを生んだ張本人。 “あの男”とも呼ばれる、第一級の犯罪者にして、ソルの復讐の標的であった。 イズナ「(“あの男”…やっぱりドクターの言った通り…)」 シン「そ、そうだ!連王は!?」 83 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/03/03(水) 23 52 02 ID nIK3lW+I0 イズナ「これまた厄介な封印がかかっとるばいね」 ぴくりとも動かないカイを凝視しながら、うなだれるようにイズナが呟く。 ソル「解除法は?いつまで持つ?」 イズナ「どっちもわがんね」 ソル「クソッ」 ズドドドドドド!激しい衝撃音とともに、地面が揺れる! シン「うわっ!なんだよ、次から次へと!」 城から見下ろすと、ヴァレンタインの下僕たちが街を襲っている! ソル「おい人外。やつらの狙いはGEARだと言ったな?何故やつらがここを襲う?」 ソル「この街が邪魔になるってことは、その先に重要なものがあると知っているからだろ」 イズナ「だとすると、イリュリア内にギアが?」 ソル「そうだ。だが問題はそこじゃねえ。奴らがどうやってその場所を探り当てるかだ。」 ソル「何らかの手段でギアの居場所を突き止められる手段を持っているとしたら、休憩中のギアを保護している集落はすべて的になりうる!」 イズナ「た…大変だがや!」 ソル「ぐずぐずしてはいられんようだな」 直ちに、街に向かうソル達であった。 84 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/03/03(水) 23 54 46 ID nIK3lW+I0 Mission5 ヴァレ「城の方は?“鍵”、見つかった?」 「わからない。なかまかえってこない」 「つよい。へんなにんげんがつよい」 ヴァレ「放置したのは失敗だったかも知れない。あの人たち、邪魔になるからやっぱり殺そ――」 「ガン、フレーイム!!」 ズドドドドド!!! 地面に突き刺した大剣から灼熱の波が迸り、ヴァレンタインの周囲にいた部下達をなぎ倒す! その一撃を放ったのは―― ソル「…。」 「でた。あのつよいにんげん」 ヴァレ「都合がいい」 シン「奇遇だな。俺達もそう思っていたぜッ!」 ヴァレ「ソル…あなたが頭をざらつかせる。」 ヴァレ「でもなんだろう。この気持ち悪さ。反応がチョット違う…」 ヴァレ「たしかめよう たしかめよう」 ソル「…一度だけ聞いてやる。」 ソル「目的は何だ?」 ヴァレ「おかあさんのおつかい」 シン「………へ??」 ソル「じゃあ……くたばれ!!」 ―ヴァレンタイン戦― 85 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/03/03(水) 23 57 33 ID nIK3lW+I0 続き ズガァァァン! 吹き飛ばされ、辛うじて体勢を取り戻したヴァレンタイン。 ソル「…やったか?」 ヴァレ「ディスコードした…痛い。多分、これが痛いだ」 シン「なんなんだコイツ…?さっきから何を…」 ヴァレ「痛いと、おつかいがうまくいかない。態勢を立て直そう」 距離を取り、逃亡の準備にかかるヴァレンタイン。 ソル「逃がすか!」 ヴァレ「誤解があった」 ヴァレ「シン?」 シン「俺?お、おぅ」 ヴァレ「好きよ」 ソル「!?」 シン「な…!」 まさかの発言にシン達が惑わせられている隙に、ヴァレンタインは姿を消してしまった。 ソル「クソッ!しくじった!補足探知は!?」 イズナ「…すんまそん」 追跡は、またもやあっけなく失敗に終わった。 ソル「キサマ…」 イズナ「ま、まあ。こうなったら連王を助けるのが先決ってことで」 イズナ「知り合いの天才法術家に合わせたいんよ。そいつなら何かがわかるかも知れん」 ソル「案内しろ」 ソル「シン、テメェはここにいろ」 シン「なんでだよ!よりによって連王国に置き去りなんて御免だぜ!」 ソル「王を守れ!」 そう言うと、意外なほどあっさりシンは黙った。 ソル「…心配するな。道草は食わん」 イズナを引き連れ、ソルはイズナのいう“天才法術家”のもとへ向かうのだった。 86 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/03/04(木) 00 02 48 ID UZ53aMg50 今日はここまで。 次で新キャラ登場に加えて、ストーリーの謎がある程度ですが一気に解明されるため、 今まで以上に長文必至です。ご注意ください。
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1423.html
GUILTY GEAR 2 -OVERTURE- part50-40~46,52~56,82~86 40 :ゲーム好き名無しさん:2010/02/26(金) 00 21 12 ID R/2MGhnY0 ではできたてホヤホヤの奴を投下してみます まずは予備知識の紹介から ・公式プロローグ 時を遥か先におく世界。 人類は無限のエネルギーを創出する『法力』の理論化に成功した。 しかし、人類は叡智を得ても愚かさは捨てられなかった。 大国間の緊張はついに、命を持った禁断の生態兵器『GEAR』を生み出してしまった。 破壊神『ジャスティス』。 意志を持たぬ生態兵器の中に唯一、強力な戦闘能力と指揮能力を持ったその『GEAR』は、 全世界の『GEAR』を従えて人類に宣戦布告した。 対して人類は急遽団結、対GEAR組織『聖騎士団』を結成。 ここに人類対『GEAR』の戦い『聖戦』が勃発。全面戦争になった。 …『聖戦』は、百年の永きにわたった。 幾多の壮絶な戦いの末、『ジャスティス』は『次元牢』深くへと封印された。 そして司令塔を失った『GEAR』たち、はなす術もなく休眠状態に入った。 こうして人類は勝利を収め、再び平穏な日々を取り戻したかに思えた。 『聖戦』の終結から数年後…。 休眠状態であったはずの『GEAR』が相次いで消失、また各地で謎の襲撃が発生した。 真の歴史は、今まさにその脈動を響かせ始めた…。 41 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 00 23 21 ID R/2MGhnY0 コテつけるの忘れました。 40も一緒にまとめてください。 ここからは筆者が世界観について軽く補足 ・時代背景 ギルティギアの世界は22世紀。つまり近未来。 PS版の初代ギルティギアの物語からおよそ5年後である。 ・法力 いわゆる魔法。元々は「火」「雷」「水」「風」「気」の5系統だったが、 現在ではそれらを組み合わせることで660種類(禁呪を含めれば666種類)ものバリエーションが開発されている。 ・ギア ベースとなる人間などに、法力を応用して作られた「GEAR細胞」を植え付けることで誕生する生物兵器。 通常では改造された時点で人格を失ってしまうが、一部例外も存在する。 ・バックヤード この世界の原理を定義付ける世界。簡単に言えば裏世界。 本作中で謎がある程度明らかになる。 ・キューブ バックヤード深部に存在する、「人工的な」隔離空間。 バックヤード内でも現世を構成する領域を、まるで隔離するように作られている。 ・「鍵」 キューブを消去するもの。GEAR細胞から採取可能。 42 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 00 25 15 ID R/2MGhnY0 主な登場人物 ・ソル=バッドガイ 本作の主人公。炎と大剣を操る。実年齢は150越え。 かつてはギアの開発に携わる人間の研究員であったが、ギアのプロトタイプに改造される。 それ以来賞金稼ぎとして生計を立てつつ、復讐の為に「あの男」を追っている。 無骨な性格で他人を遠ざける節がある。だが意外にも面倒見は良く、根は悪人ではない。 ・シン 本作での副主人公的な立ち位置。ソルに付き従う青年。旗のような棍を武器に扱う。 幼い頃からソル一人によって育てられたらしく、彼を「オヤジ」と呼び慕う。 人付き合いや礼節を弁えた行動が苦手で、良くも悪くも真っ直ぐで純粋な性格。 ・カイ=キスク 本作中、唯一ソル以外で前作より登場した人物。雷剣士。 現在はイリュリア連王国の王の地位を手にしている。 性格は真面目で礼儀正しく、天才的な剣術の腕前を持ち、更には人望も厚くて顔立ちも美形と、まさに「完璧超人」。 ・木陰の君 カイの側室。要するに奥さん。GEARの血を引いているらしい。 「GGX」に登場したディズィーと設定が酷似しているが、詳細は今のところ不明。 ・イズナ 狐っぽい耳を持った人外。様々な方言が混じった独特な言い回しが特徴的。 飄々としていて掴みどころがない性格だが、鋭い観察力と高い戦闘能力を備えた実力者。 ソルには「人外」と呼ばれている。 ・Dr.パラダイム 自立型ギアの住む集落で過ごす研究者。自分自身もギアであり、人間に対してあまりいい印象を持っていない。 本人曰く「ドラゴン」らしいが、ソルにはいつも「トリ」と呼ばれ、 挙句の果てには開発スタッフにまで「インコ」と呼ばれていた。 ・ヴァレンタイン 「鍵」を捜し求め、ソルやシンの前に幾度となく立ちはだかる謎の少女。 ソルのかつての恋人、「アリア」と容姿が瓜二つ。 ・レイブン 「あの男」の部下。沈着冷静で一見穏やかな性格。 しかしその本性は極度のマゾヒストで、時折変態的な嗜好を垣間見せる。 ・「あの男」 通称GEARMAKER。 ギア開発の中心にいた人物であり、ジャスティスの素体を生み出しソルをギアに改造した張本人。 贖罪を促すような思わせぶりな口調が特徴的。真の狙いは今のところ不明確なままである。 43 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 00 32 19 ID R/2MGhnY0 ストーリー Mission 0(プロローグ) 満月の映える夜中、遺跡のような年輪を感じる建築物の中に男はいた。 ソル=バッドガイ、その人である。 バサバサとしたヘアースタイルと額に付けたヘッドギアが印象的なその男の振る大剣が空を切り、 大きな風切り音を奏で続けている。 シン「オヤジ、いつまで続けてんだよ。」 ソル「ああ。」 シン「何だよその気のない返事は!明日は場所を変えようぜ。こんなとこで野ウサギばっか相手にしてるのも賞金稼ぎの名折れだろ?」 ソル「…寝るか、黙るか、どっちか選べ。」 シン「その音がうるさくて眠れねえんだよ!俺がノルマ与えるからそれやったら終わってくれ」 ※ここで、寝不足で死にそうだと駄々をこねるシンがソルにノルマを与えるという形でプレイヤーにこのゲームの基本的な操作をレクチャーします。 ソル「…テメエ何様だ」 シン「お弟子様だよ。普段は散々な扱いされてる俺の気持ちにもなってみやがれ。よーし、次は…」 ソル「もういい。寝不足で死ね。いや、むしろ俺がテメエを安眠させてやる」 ボカッ シン「痛ってぇ!やりやがったな!」 ~~~ シン「き、今日は大人しく眠ってやるぜ…」バタッ ソル「余計な汗かかせやがって…やれやれだぜ」 その場に倒れたシンを無視し、再び特訓にとりかかるソル。 だが、そのとき、突如自分自身の身に異変が起こっていることに気付いたのだった。 ソル「なんだ…?頭が、ざらつく…」 ―イリュリア連王国 封印区― 「GEARの封印は?」 「問題ありません。…!?」 「なんだこれは!」 ギアと思われる物体から、まるで蛍の群れのように不思議な光が現れている。 「まさか、休眠中のGEARが暴走を!?」 「違う!GEARが消滅している!これは一体…!」 「とにかく、連王様に報告だ!」 44 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 00 46 00 ID R/2MGhnY0 続き 兵士「国連元老院の要求は以上です」 兵士「事実上、国王の統制権の剥奪ですな…いかがいたしましょう?」 連王「私が操り人形となるか、内乱で世界を滅ぼすか、そういう選択を迫ろうというわけですか…」 連王「それはそうと、ギア消失については?」 兵士「GEARの消失が40件を突破しました」 連王「加速度的だな…」 兵士「確かに気持ちの良いことではございません。しかし、今は恐れながら内政に専念したほうが…」 GEAR消失事件と反発者に対する内政、二つの問題に頭を悩ませる連王国の王がそこにいた。 カイ=キスク、その人である。 カイ「あなたたちの言うことはわかりますが、原因がはっきりしない以上簡単に取りやめるわけには行きません。引き続き捜査を頼みます。」 兵士「カイ様。貴方はまるで急いているようにお見受けしますが…何か気がかりが?」 カイ「…」 ドゴゴゴゴ! 突如、地に慟哭走る! 明らかに事故ではない、何者かが意図的に放ったもの。 それは、この地が戦場と化すことを意味していた。 兵士「報告します!目的・正体、共に不明の謎の集団から襲撃を受けています!」 兵士「衛兵が応戦していますが、味方の法力が通じません!」 カイ「すぐに向かいます。それから…貴方はアレを呼んでください。」 兵士「アレ…?あの者を、ですか!?何故…」 カイ「主君は常に最悪の事態に備えるものです」 連王は薄々感づいていた。これが、世界の命運を揺るがす事件の始まりだということを。 カイ「嫌な予感が…この一件、我が国だけの問題で済むとは思えません…」 45 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 00 49 45 ID R/2MGhnY0 とりあえずプロローグだけ。 ゲーム中、大幅に補足しなきゃ筋が読めないような凝った設定から ただのゲームプレイの解説まで絡んでいてまとめるのが難しい… 変なこと書いてあったら指摘してください。 52 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 21 15 55 ID R/2MGhnY0 Mission1 シン「オヤジ、これオヤジの似顔絵じゃないか?」 ソル「字は教えたろ。読んでみろ」 シン「うぉんてっど…あらいぶ…だってさ」 そこに貼られた紙には、連王国が指名手配したソルの姿があった。 ソル「カイの野郎…性質のわりぃ呼び出し方しやがって」 シン「…冗談じゃねえ。連王なんてごめんだぜ」 連王のあまりに理不尽な収集の掛け方に不快感を覚えるソル達であった。 その時、何者かが転移してソル達の前に立ちふさがった。 「あれあれ、ここどこだろう」 「みんなとはぐれた。はんのうあるけど」 顔全体を覆うマスクに黒尽くめの衣装で統率された、見るからに異質な集団――。 シン「なんだが知らねえが、ちゃちゃっと片付けてやるぜ!」 シンの掌から光がほとばしり、集団のうちの一体に向けて収束していく! バシュン! シン「な!?こいつら、法力がきかねえ!」 ソル「!…まただ…頭がざらつく…!」 「くらえ」 シンは相手側の法力、それも解除不可能な特殊なものであっさりと拘束されてしまう。 ソル「馬鹿な!こんな術があったのか!?」 ???「このまま相手しててもあいつらには勝てないだに」 頭の中で声が響いた。 ソル「誰だ!!」 ???「そんな怖い声だすながよ。味方だに。」 ???「それに話は後、今は“ゴースト”を叩くのが先決だ」 ※ここで、ソル達は謎の声の主から、「ゴースト」「キャプチャー」「サーヴァント」「マスターゴースト」の仕組みについて解説してもらいます。 ※簡単に言えば、サーヴァントを生み出すのがマスターゴースト、兵士がサーヴァント、サーヴァントの操れる物体がゴースト、ゴーストを生み出す物体がキャプチャー、そういったもの達を支配するのがマスターです。 ここにて、ソルが自分のマスターゴーストやサーヴァントを召喚する能力を身につけながら集団との戦闘をこなし、 その後封印から開放されたシンが残党兵を追跡して潰すことで戦闘は終了します。 シン「ざまあ!観念しやがれ!」 「おわった。わたしたちはもういみがない」 ズドーン!ズドーン!ズドーン! シン「自爆しやがった!?なんだよこいつら…」 53 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 21 20 09 ID R/2MGhnY0 続き ソル「いい加減出てきやがれ。テメエはどこの人外だ?」 ???「もうオイが見えるだか?さすがだっちゃ」 何もないはずの空間から滲み出るように男が現れた。 白髪にやや和風な独特の衣装、手に持った日本刀、何より目に付くのは頭についた狐を思わせる耳…。 どう見てもただの人間ではないことは明らかだった。 何故、この男がこの世界に存在しないはずの術をソルに指南できたのか? ソルは、彼が「バックヤード」の住人であることを推測する。 シン「バックヤードってなんだ?」 ソル「話すと長い」 シン「そこを短く!」 ソル「仮想空間だ」 シン「短すぎだろ!」 師弟で寸劇をしながら、ソルは語りだす。 100年も前からその存在は理論的に推定されていた特定言語。 この世界の原理という原理を定義付けている情報が内包された「何か」。 法力を扱う際に、一時的にアクセスしなければならない不明瞭な空間。 それがバックヤードなのだと。 シン「わりぃもうちょっとわかりやすく」 ???「要するにこの世の理屈を置いてある本、いや図書館みたいなもんだべさ。」 シン「うん、さっぱりだ」 男はイズナと名乗り、バックヤードゆかりのものであることを自白する。 イズナ「んで、さっきの襲ってきた連中は“ウィズエル”。目的はわかんねが、手当たり次第にGEARを潰してまわっちょるんよ」 ソル「俺を狙ってきたわけか?」 イズナ「多分な。でもそげな話は後、本題はここからだっちゃ。」 イズナ「そのウィズエルがイリュリア連王国を襲撃したっちゃ。」 どうやらソル達に襲い掛かってきた軍勢よりも遥かに大群らしい。 ソル「それがカイが俺を呼ぶ理由かよ。」 ソル「“木陰の君”に何かあったのかもな…シン行くぞ」 シン「え!?なんで連王なんかに逢いに行かなきゃならねえんだよ!」 ソル「がたがた抜かすな」 半ば強引にシンを連れ、イズナも加えてイリュリア連王国にソルは向かうのだった。 54 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 21 22 41 ID R/2MGhnY0 Mission2 空間が歪み、光を放ち、そこから人が3人現れた。-ソル達だ。 イズナ「なんたらワープとかなんとか…まあ要するに近道だべさ」 ソル「これほどの転移…法力学が根底から崩れ去るな」 転移した先には、見るからに異形な姿の生物たちがいた。 ソル「まるで人外の巣窟だな。あいつらもテメエの仲間か」 イズナ「そっ。まあ仲良くして…」 ブンッ シン「うわっ!?」 突如、人外のうちの一匹がシンに襲い掛かった。 イズナ「おいおい、客人になにするばってん!?」 ソル「…洗脳か!?」 イズナ「そんな!ジャスティスでもなし、オイたちを支配なんて…」 シン「ジャスティスって…あの破壊神かよ!?壊されたんだろ!?」 イズナ「とにかく向こうまで逃げるっちゃ!」 イズナが示した先は、異形の群れの奥の奥―バリアまで張られた門の先だった。 イズナ「この数相手ではサーヴァントをいくら召喚しても勝ち目はないけん、“回収”と“再召喚”を駆使して向こうの門まで運ぶっちゃ!」 シン「マジかよ!」 イズナ「あのバリアはサーヴァントの手を借りなきゃ荷が重いっちゃ!」 シン「無理ねえか!?」 ソル「面倒だがやるしかねえ!」 ソルの活躍により、なんとか道が開けた。 イズナ「よし、全速力で向こうまで走るっちゃ!」 55 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 21 33 28 ID R/2MGhnY0 Mission3 ???「頭がざらつくよ」 イリュリア連王国のとある建物の頂で誰かが呟いている。 ピエロのような帽子と黒衣装。紐の付いた風船のような武器。 不思議な雰囲気をかもし出す少女だった。 ???「何故彼は“バックヤード”の力が使えるの?…ソル…記憶」 「ヴァレンタインさまにほうこく」 「あいつらつよすぎ。にんげんいがい」 ソル達を襲ったウィズエルが少女に話しかけている。 ???「そうだね。すこしへんだね。ソルとシン」 そう言い残すと、歪んだ空間が少女の前に現れ、そのまま少女の姿は消えてしまった。 シン「うへえ。災難だったな」 イズナ「普段はあんなことするやつらじゃないっちゃよ?」 何とか異形の集団の手から逃れ、転移でイリュリアまで飛んできたソル達の姿があった。 シン「どうした?オヤジ」 ソル「…チッ。街に人の気配がねえ。まさか既に……!?」 ソル「グッ!!」 足元がぐらつき、その場で倒れそうになったが何とか立て直すソル。 シン「オヤジ!?」 ソル「(まただ…頭が…“ざらつく”…!!)」 二度あることは三度ある、という言葉があるように、 またしてもソルは突発的かつ原因不明の不快感に悩まされていた。 56 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/02/26(金) 21 36 07 ID R/2MGhnY0 続き その時だった。 ???「こんにちは」 ソル「!!」 突如、あの不思議な少女が目の前に現れた。 まるで、ソルの身体の異変が合図だったかのように。 イズナ「あんにゃろは…“マスター”?」 ソル「オマエは!!…いや、そんなはずは…」 いつもぶっきらぼうで感情を露にしないこの男が、珍しく明らかに動揺している。 シン「オヤジ、どうしたんだ!」 ソル「なんでもねえ。目の前の敵に集中しろ!」 ???「逃げない。“確率の低い方”の人たちだ。」 イズナ「おめか!オイの仲間を洗脳したのは!」 ヴァレンタイン(以下、ヴァレ)「わたし?わたしはヴァレンタイン」 シン「オヤジ…コイツの法力、並じゃないぜ!」 イズナ「きっと、今まで戦ってきたウィズエルの“マスター”だっちゃ!」 ヴァレ「あなたたちはヴァレンタインの邪魔をしているの。障害の存在は認めないよ」 ―ヴァレンタイン戦― ヴァレ「貴方たちは実力が低い。今は“鍵”が優先かな。放置」 ヴァレ「(でもあの人たちが来てから“鍵”の反応が強くなった…それはわからない)」 ヴァレが転移で撤退。 ソル「待て!」 イズナ「補足探知も失敗だっちゃ…」 シン「あいつら、まるで本気じゃないみたいだった」 ソル「…そうか」 シン「…どうしたオヤジ?顔色悪いぜ?」 ソル「なんでもねえ。城に急ぐぞ」 ソル達は怯むことなく、連王のいる居城へと歩を進めた。 82 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/03/03(水) 23 49 59 ID nIK3lW+I0 Mission4 イリュリア連王国城内。 その内部は、凄惨を極めていた。 イズナ「これは酷かっちゃね。衛兵もほとんどやられちょる」 更に歩を進めるソル一行。 イズナ「あそこにいるのは…連王っちゃ?」 シン「!」 シンが全速でカイに駆け寄った。 カイは奇妙な青い光に包まれており、剣を地に突き立てたまま身動き一つしない。 ソル「落ち着け。死んじゃいねえ…ん?」 カイの背後に、人の気配。 ???「ようやく到着か。遅かったな」 棘々とした鉄仮面を顔につけ、全身に緑のマントを纏う男―――。 ソル「貴様は!」 既に面識がある様子だった。 ???「我が主に伝えることはあるか?」 ソル「送り届けるものならある」 ソル「微塵に刻んだテメエの死体だッ!」 ―レイブン戦― ???「なるほど、“バックヤード”の力を身につけたか。ここで殺しておきたいが…そうもいかないようだ」 ???「残念だ、“背徳の炎”よ。残念だ」 鉄仮面は、漆黒の翼を撒き散らしながら姿を消した。 ソル「待ちやがれッ!……畜生!」 シン「オヤジ、今のは誰だ!?」 ソル「ヤツの腰巾着だ」 シン「“ヤツ”?」 鉄仮面の男は、“不死の病”の異名を持つレイヴンという男だと言う。 そして、そのレイヴンが忠義を尽くす相手こそが、通称「GEAR MAKER」。 かの破壊神ジャスティスを開発し、“聖戦”が起きるきっかけを生んだ張本人。 “あの男”とも呼ばれる、第一級の犯罪者にして、ソルの復讐の標的であった。 イズナ「(“あの男”…やっぱりドクターの言った通り…)」 シン「そ、そうだ!連王は!?」 83 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/03/03(水) 23 52 02 ID nIK3lW+I0 イズナ「これまた厄介な封印がかかっとるばいね」 ぴくりとも動かないカイを凝視しながら、うなだれるようにイズナが呟く。 ソル「解除法は?いつまで持つ?」 イズナ「どっちもわがんね」 ソル「クソッ」 ズドドドドドド!激しい衝撃音とともに、地面が揺れる! シン「うわっ!なんだよ、次から次へと!」 城から見下ろすと、ヴァレンタインの下僕たちが街を襲っている! ソル「おい人外。やつらの狙いはGEARだと言ったな?何故やつらがここを襲う?」 ソル「この街が邪魔になるってことは、その先に重要なものがあると知っているからだろ」 イズナ「だとすると、イリュリア内にギアが?」 ソル「そうだ。だが問題はそこじゃねえ。奴らがどうやってその場所を探り当てるかだ。」 ソル「何らかの手段でギアの居場所を突き止められる手段を持っているとしたら、休憩中のギアを保護している集落はすべて的になりうる!」 イズナ「た…大変だがや!」 ソル「ぐずぐずしてはいられんようだな」 直ちに、街に向かうソル達であった。 84 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/03/03(水) 23 54 46 ID nIK3lW+I0 Mission5 ヴァレ「城の方は?“鍵”、見つかった?」 「わからない。なかまかえってこない」 「つよい。へんなにんげんがつよい」 ヴァレ「放置したのは失敗だったかも知れない。あの人たち、邪魔になるからやっぱり殺そ――」 「ガン、フレーイム!!」 ズドドドドド!!! 地面に突き刺した大剣から灼熱の波が迸り、ヴァレンタインの周囲にいた部下達をなぎ倒す! その一撃を放ったのは―― ソル「…。」 「でた。あのつよいにんげん」 ヴァレ「都合がいい」 シン「奇遇だな。俺達もそう思っていたぜッ!」 ヴァレ「ソル…あなたが頭をざらつかせる。」 ヴァレ「でもなんだろう。この気持ち悪さ。反応がチョット違う…」 ヴァレ「たしかめよう たしかめよう」 ソル「…一度だけ聞いてやる。」 ソル「目的は何だ?」 ヴァレ「おかあさんのおつかい」 シン「………へ??」 ソル「じゃあ……くたばれ!!」 ―ヴァレンタイン戦― 85 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/03/03(水) 23 57 33 ID nIK3lW+I0 続き ズガァァァン! 吹き飛ばされ、辛うじて体勢を取り戻したヴァレンタイン。 ソル「…やったか?」 ヴァレ「ディスコードした…痛い。多分、これが痛いだ」 シン「なんなんだコイツ…?さっきから何を…」 ヴァレ「痛いと、おつかいがうまくいかない。態勢を立て直そう」 距離を取り、逃亡の準備にかかるヴァレンタイン。 ソル「逃がすか!」 ヴァレ「誤解があった」 ヴァレ「シン?」 シン「俺?お、おぅ」 ヴァレ「好きよ」 ソル「!?」 シン「な…!」 まさかの発言にシン達が惑わせられている隙に、ヴァレンタインは姿を消してしまった。 ソル「クソッ!しくじった!補足探知は!?」 イズナ「…すんまそん」 追跡は、またもやあっけなく失敗に終わった。 ソル「キサマ…」 イズナ「ま、まあ。こうなったら連王を助けるのが先決ってことで」 イズナ「知り合いの天才法術家に合わせたいんよ。そいつなら何かがわかるかも知れん」 ソル「案内しろ」 ソル「シン、テメェはここにいろ」 シン「なんでだよ!よりによって連王国に置き去りなんて御免だぜ!」 ソル「王を守れ!」 そう言うと、意外なほどあっさりシンは黙った。 ソル「…心配するな。道草は食わん」 イズナを引き連れ、ソルはイズナのいう“天才法術家”のもとへ向かうのだった。 86 :ギルティギア2 オーヴァチュア:2010/03/04(木) 00 02 48 ID UZ53aMg50 今日はここまで。 次で新キャラ登場に加えて、ストーリーの謎がある程度ですが一気に解明されるため、 今まで以上に長文必至です。ご注意ください。
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/34643.html
GUILTY GEAR -STRIVE- スターターエディション 2022 GUILTY GEAR -STRIVE- ORIGINAL SOUNDTRACK Necessary Discrepancy 発売日:8月9日・5月27日 待望の参戦を遂げた「テスタメント」や完全新規キャラクターの 「ハッピーケイオス」を含む全20キャラクターがプレイ可能! 『GUILTY GEAR -STRIVE-』ゲーム本編に加え、 「GGST シーズンパス1」が手に入るコードがお買い得セットになって登場! ”今”「ギルティギア」を始める方にオススメのパッケージです! ここを編集 2022年8月公開。 https //www.youtube.com/watch?v=gp4-n_u-qM0 監督・絵コンテ・演出・CGディレクター 石川真平 絵コンテ協力 森川滋 モデリング・モデリングディレクター 佐々木崇信、児玉隼太、横山貴央、勝尾優一、髙岡真也 リギング・リギングディレクター 矢代奈津子 アニメーション・ターシャリチェッカー 井尻友紀、吉澤舞 作画・作画演出 茶之原拓也 作画監督 八森優香、前田亜紀 動画検査 下綿田彩乃 色彩設計・色指定・検査 北川順子 撮影監督 小林俊介 撮影 林翔子、植原美稀 2Dワークス 池田新助、石橋名結、石神直紀 開発 金田剛久、林信吾、小嶋理子 編集 日高初美 アニメーション制作統括 松浦裕暁 制作プロデューサー 保住昇汰 アニメーション制作 サンジゲン ■関連タイトル GUILTY GEAR -STRIVE- スターターエディション 2022 GUILTY GEAR -STRIVE- ORIGINAL SOUNDTRACK Necessary Discrepancy 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! Blu-ray 映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 Blu-ray CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020 ゴブリンスレイヤー Blu-ray BOX 初回生産限定 グリザイア ファントムトリガー THE ANIMATION 03[Blu-ray] 特装版 ラブライブ! サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜 Blu-ray Memorial BOX ゾンビランドサガ Blu-ray BOX 初回生産限定盤 Blu-ray 思い、思われ、ふり、ふられ 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 1st Season 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 2nd Season 完全生産限定版 Blu-ray ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII OVA Blu-ray 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 BD特装版 Blu-ray アズールレーン 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船 ぶるーれい Blu-ray 水瀬いのり Inori Minase 5th ANNIVERSARY LIVE Starry Wishes かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 22 OVA同梱版 呪術廻戦 公式ファンブック よつばと! 15 監修 庵野秀明・樋口真嗣など 夢のかけら 東宝特撮映画篇 パラレルパラダイス 13 特装版 アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 9 オリジナルCD付き限定版 美樹本晴彦マクロス画集 軌 わだち― 夜ノみつき 10th EUSHULLY WORKS しらこ画集 ILLUSTRATION MAKING VISUAL BOOK カズアキ画集 Kazuaki game artworks ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ 公式ビジュアルコレクション ぼくたちは勉強ができない 第21巻 音声ドラマ ミニ画集付き同梱版 あいきょう 荻pote作品集 ヒョーゴノスケ流 イラストの描き方 TVアニメ『くまクマ熊ベアー』オフィシャルファンブック 押井守原作・総監督 西村純二監督作品 『ぶらどらぶ』 解体新書公式コンプリートガイド OCTOPATH TRAVELER Design Works THE ART OF OCTOPATH 2016-2020 おそ松さん 3rd season SPECIAL BOOK 描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方 YMO1978-2043 「小冊子・YMO全トラックリスト2021 Amazon限定表紙版」付き To LOVEる -とらぶる- ダークネス FIGURE PHOTOGRAPHY COLLECTION 斉藤朱夏 CALENDAR 2021.4-2022.3 ラブライブ! サンシャイン!! Aqours DOME TOUR COMIC ILLUSTRATION BOOK ラブライブ! サンシャイン!! Aqours COMIC ILLUSTRATION BOOK 2020 Winter イジらないで、長瀞さん 10 特装版 「はたらく細胞」公式アニメ完全ガイド リスアニ! Vol.43.2「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版VII アイドルマスター シャイニーカラーズ 3 CD付き特装版 ウルトラマンマックス 15年目の証言録 ウルトラマンZ特写写真集 じじぃ 人生は深いな 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人画集 上 Flat. ぷよぷよ アートワークコレクション 古谷静佳1st写真集 re START THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER COLLABORATION! Great Journey ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX 初回生産限定版 小林さんちのメイドラゴンBlu-ray BOX ゆゆ式Blu-ray BOX スペシャルプライス版 とーとつにエジプト神 Blu-ray 直球表題ロボットアニメ 全話いっき見ブルーレイ 未来ロボ ダルタニアス 一挙見Blu-ray VOL.1 シュヴァルツェスマーケン 全話見Blu-ray ワールドトリガー一挙見Blu‐ray VOL.1 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 魔王プレイボックス 初回生産限定 トータル・イクリプス 全話見Blu-ray Blu-ray Cutie Honey Universe Complete Edition 夜ノヤッターマン 全話いっき見ブルーレイ こみっくがーるず Blu-ray BOX 初回生産限定 Blu-ray 幼女社長 むじなカンパニーセット 初回生産限定 ログ・ホライズン 円卓崩壊 Blu-ray BOX 七つの大罪 憤怒の審判 Blu-ray BOX I Blu-ray 水樹奈々 NANA ACOUSTIC ONLINE 『Dr.STONE』2nd SEASON Blu-ray BOX【初回生産限定版】 魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 Blu‐ray BOX 今井麻美 Winter Live「Flow of time」 - 2019.12.26 at EX THEATER ROPPONGI - Blu-ray盤 Blu-ray 仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE 仮面ライダー一挙見Blu-ray 1号 2号・V3編 仮面ライダー一挙見Blu-ray X・アマゾン・ストロンガー編 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1975-1981 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1982-1986 半妖の夜叉姫 Blu-ray Disc BOX 1 完全生産限定版 裏世界ピクニック Blu-ray BOX上巻 初回生産限定 Levius レビウス Blu-ray BOX【期間限定版】 スーパー戦隊 学研の図鑑 江口寿史美人画集 彼女 アニメディスクガイド80's レコード針の音が聴こえる necomi画集 PHONOGRAPHIC フルーツバスケット アニメ2nd season 高屋奈月 Illustrations 2 彼女、お借りします TVアニメ第1期 公式設定資料集 ドラゴンボール 超戦士シールウエハースZ 超シールガイド ガンダムアーカイヴス『ガンダムビルドシリーズ』編 Angel Beats! 天使画集 Angel Diary PANZER FRAULEIN 野上武志画集 【陸編】 Angel's cage るび様画集 Sweet Dream はすね画集 画集 制服Girl's▼コレクション もりょ作品集 異世界ファンタジーのキャラクターコレクション 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式ビジュアルBOOK アイドルマスター シャイニーカラーズ イラストレーション ワークス VOL.2 Blu-rayDisc付き 八十亀ちゃんかんさつにっき 10 特装版 あんさんぶるスターズ! Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/688.html
【ソル=バッドガイ】 007 求めの技を、見せちゃう♪ 【カイ=キスク】 001KYには良くある事 【ジョニー】 [[]] 【ディズィー】 [[]] 【エディ】 [[]] 【ジャスティス】 009正義の名の下に
https://w.atwiki.jp/taer/pages/338.html
last modified 2009年07月23日 (木) 16時39分25秒 GUILTY GEAR XX #RELOAD ミッションTA ルール GGXX#Rのミッション全クリアタイム タイトルから入った先のミッションを押した時点から計測開始 ミッション100をクリアして画像が表示された時点でストップウォッチを止めてください。 順位 タイム 達成者 達成日 クリアミッション数 1 3 05 32 O氏 2008/3/22 100 2 4 47 33 ユーリ 2008/6/21 100 3 5 49 58 上田です 2008/3/22 100 4 11 27 35 どうでもいいよ 2008/3/22 100 5 7 13 59 たくや 2008/3/22 84 6 2 52 19 ナガオ 2008/3/21 83 7 8 04 50 美味芳醇 2008/3/22 75 8 8 21 00 とうふ 2008/3/22 66 9 5 57 47 RARA911 2008/3/22 62 FランからSランになるタイムアタック ルール 待ち時間、対戦時間含めて計測 待ち専であること 5ラウンド、EXなし 順位 タイム 達成者 達成日 対戦回数 1 04.27.13 上田 2008年8月11日 86回
https://w.atwiki.jp/bemanidbr/pages/156.html
VERSION GENRE TITLE ARTIST bpm notes 属性 22 PENDUAL TECHNO GUILTY D.J.SETUP 148 1842 - 攻略・コメント 名前 コメント